パネライは2000年代中頃から独自のムーブメントを開発、使用している。

自社ムーブメントと呼ばれるやつだ。

現在、パネライの腕時計はマイナーチェンジモデルや新型はどんどん独自のCal.P系のムーブメントを載せて、

スペックの高いモデルを生み出している。

なかでも3デイズが標準になりつつあるという事実はかなりすごい。

実用性もかなり重要視している。

パネライが自社ムーブメントを製造、搭載しているのも、

過去にはたくさん使用していた、OP系のムーブメントのベースになっているETAのムーブメントが、

リシュモングループに提供されなくなったからだ。

ETA社が傘下になっているスウォッチグループは、これまで幅広く使用を許していた、

同グループ企業のムーブメントをスウォッチグループ以外には提供しないことが決まり、

スウォッチグループ以外の時計メーカーはセリタやユニタス、その他の汎用ムーブメントをベースとして改良したものを載せるか、

独自でムーブメントをこしらえるかの選択を迫られたわけです。

パネライは自社でオリジナルのムーブメントをどんどん生み出し、パネライ独自の路線を行く時計メーカーになっている。

過去にたくさん使用していたETAのムーブメントですが、その他にはゼニスのエルプリメロやエリート680、

さらにフレデリックピゲの高級クロノグラフムーブメントをベースとしたこともあった。

ゼニスの名機をパネライ用に変更して生み出した時計はとても価値の高いモデルとして取引されている。

フレデリックピゲ製の高級ムーブメントもそう。

パネライがフレデリックピゲベースのクロノグラフムーブメントを搭載しているモデルは数種類しかない。

  • ルミノール クロノグラフ 2000 PAM00045
  • ルミノール クロノグラフ AMG PAM00105

僕が知っているのはこの2本。

しかも両方ともホワイトゴールド製。

ということは、、、

自動巻きなのでCal.OP Vのローターもゴールド製。

ということで、PAM00045から見ていきましょう。

ルミノール クロノグラフ 2000 PAM00045

ルミノール クロノグラフ 2000 PAM00045



リファレンスが若いルミノールクロノ2000から。

これはさっき話したように、ホワイトゴールド製の高級クロノグラフ。

パネライがまず高級、ムーブメントが高級、ケース素材が高級、

と3拍子高級がそろった、高級な1本。

世界限定100本しか販売されず、数が他のモデルに比べかなり少ない。

しかもパネライがスイス時計市場に飛び込んだ1997年(97年はヴァンドーム入りを果たし、98年に始動する)から、

たったの3年後に登場したモデルなので軽くヴィンテージ作品になっている。

ミレニアムモデルとして100本のみ製造されたレア度マックの1本。

ルミノール クロノグラフ 2000 PAM00045

裏蓋はシースルーで、ゴールドのローターが覗ける。

裏表どっちもゴールドが楽しめる。

ケースは40mmという小ぶり。

パネライにしては。

一目見てクロノグラフだとわからないのもルミノールの特徴。

リューズガードとプッシャーがなんとなく一体化しているからだw

存在すればおそらく200万円くらいで買えると思う。

それでもすごく安い。

ホワイトゴールドの時計自体その価格じゃ普通は買えない。

それに加え希少性が増せば、ロレックスなら500万はする。

一見エルプリメロとのコラボ作品にも見えるが、PAM00045はフレデリックピゲ。

どっちがいいか決めれませんが、

良いムーブメントを載せているのは共通。

ルミノール クロノグラフ AMG PAM00105



出ました、AMG。

オレンジ色のカウンター秒針がスピマスウルトラマンっぽくてかっこいい。

そのせいか、かなり貴重な1本に見える。

パネライとAMGがコラボする腕時計は2本知っていますが、

これがその一つ。

もう一つはゼニスのエルプリメロとコラボしたやつ。

つまりトリプルネームの作品。

ムーブメント屋さんとして活躍し、時計メーカーとして成り立っているわけではありませんが、

これも立派なトリプルネームと言えるんじゃないでしょうか?

なんてったってフレデリックピゲはパテックフィリップも利用しているくらいですから。

あとは現行デイトナのムーブメントCa.4130もフレデリックピゲのムーブメントを参考にしたとも言われている。

ちなみにこのクロノグラフもホワイトゴールド製で世界限定55本。

さらに少ない。

お店にあったとしても数百万はするでしょうね。

どのくらいの価格で販売されるのか想像がつかない。

限定数で言えばゼニスのエルプリメロやエリート680とのコラボよりも圧倒的に数が少ないフレデリックピゲベースのCal.OP Vモデル。

なぜかコラボ作品に多いホワイトゴールドやチタン製のケース。

艶めかしい輝きを放つ今回の2モデル。

自社製ムーブメントに完全に移行しつつあるパネライとフレデリックピゲのダブルネームには、

もう出会えることは無いでしょう。

ルミノール クロノグラフ 2000 PAM00045



ルミノール クロノグラフ AMG PAM00105