パネライというブランドは1860年からという長い歴史をもっています。

もちろんそれ以上の長い歴史を持つブランドはたくさんあるのですが、

19世紀というと時計がまだ発展段階であり、

その文明の進歩にパネライも寄与しています。

もともと海軍用に時計を供給していたので、

一般的に普及することは無く、

現代では過去に海軍用に生み出されたモデルを持っている人はかなり少ないと思われます。

海で使用することを目的とされた腕時計であるので、時計自体はウェットスーツなどの装備の上から着用も考慮されています。

時計が大きいのも海での使用を想定しているため、視認性を考慮し余計なものを外しまくった時計デザインであるのが特徴的。

というのはラジオミールのベースになっているモデルの話。

1938年に海軍に提供した時計をもとに作ったのが始まりのラジオミール初代。

1936年の試作品から2年後、自社で開発した、ラジウムを使用した蛍光塗料を使用していること由来する同モデル名。

ラジオミールという名も元素の名前漂う不思議なネーミングという感じ。

というわけで今日もラジオミールの話。

PAM00232ラジオミール1938



1938年に誕生した初代のラジオミールは手に入らないまでも、ラジオミール1938なら手に入れられます。

このモデルは先ほど述べたように、

イタリア海軍に提供されていたラジオミールになる前のモデルを復刻したという1本。

PAM00232と呼ばれるモデルで、当時の優れた視認性や防水性を再現しています。

と言ってもラジウムを使用しているわけでは無いのでご安心。

2006年に誕生したモデルなので、夜光塗料はスーパールミノバが使用されています。

特徴としては、、、

クッションケースと呼ばれる、パネライ独自のケースの形状。

あとはラグと呼ばれるレザーストラップとケースを繋ぐ部分。

これが異様に細いわけです。

これはワイヤーラグと言って、ラジオミールがラジオミールたる所以。

ルミノールとはここでも差があるのです。

このアンティーク感たっぷりのラグがラジオミールの人気の秘密でもあったりします。

何はともあれこのモデルは1938年というラジオミールの誕生のもとになったモデルの復刻で、

モデル名にはラジオミール1938と名付けられ、1938本の限定生産となっています。

2000本あれば限定感はあまりない気がするのですが、

登場したのが10年以上も前ならばデッドストックはあるかもしれませんが、

中古しか残ってないのかなと思います。

ただ、腕時計は時間が経てばたつほど希少価値が上がるので、

上がりきった相場でなければこれから価値の上がるモデルになる可能性もなくはないです。

ムーブメントはロービートを刻むCal.OP Xと呼ばれるモノ。

21600振動/時で、駆動方式は手巻き。

インカブロック耐震装置やスワンネック緩急針が有名。

敢えて問題をあげるなら、

2針のムーブメントなので、細かい時間が分からないという点。

まあ秒数がカウントできないという点だけですが。

でもそれは携帯電話でも同じこと。

スマホがあるから時計はいらないという人が非常に多いですから、秒数が分からないから不便なんていうのは結構的外れかなと。

僕も実は秒数はいるよなぁと思っていたのですが、

スマホで時間確認するとき秒数までは見てないというのに気づいたわけです。

PAM00232ラジオミール1938

PAM00232ラジオミール1938

でも時計って実際はデザインを買うという面もかなり大きい。

ワイヤーラグのラジオミールで、

大きな円錐型のリューズで、

2針。

これってありそうでなかったんですよね。

パネライの時計は時計好きのハートをわしづかみにする感じもあるんですが、

どちらかと言うと、

時計好きになりそうな将来時計ファン予備軍を時計好きにするブランド言う感じのブランド。

そこから一気にパネライファンに惹き込むという感じ。

1度見て、何だこりゃ?

2度目で気になり始め、

3度目で好きになっているのがパネライ。

ラジオミールはその先駆的でかウォッチの元祖。

この復刻ラジオのPAM00232は割といっちょ上がりで、ずっと飽きずに使えるモデルだと思います。

パネライの時計すべてがだいたいそういう感じなんですが、

初代のベースの復刻で、47mm、2針、手巻き、

これがドンピシャでいいっていう人が結構いるんじゃないかなと思ったのでした。

因みにパワーリザーブは56時間。

結構長い。