さて、パネライというブランドは面白い。

一体何を考えているかわからないところがあるブランド。

もちろん良い意味で。

いつも驚かされてばっかりなのですが、

今回、僕が驚いたのはパネライの干支バージョンw

時計と干支の動物をコラボさせたルミノールがあるんだから驚きだ。

これはパネライが中国の十二支にインスパイアされ、敬意を表して作ったというモデル。

実はまだ完成していない。

この試みがスタートしたのが2009年からで、丑年から始まったプロジェクトだ。

鼠年じゃないんでちゅーね。

だから2020年までは続くであろうこの企画。

ちょうど日本で東京オリンピックが開催されるのと同時に完成するパネライの干支プロジェクト、エトプロ。

生産数が干支によって違うので一体何をどう策略しているのかわからない。

2012年までは生産数が50本までしかないので、

これまで登場した干支モデルを持っている人はかなり少ないと思う。

最初に登場した2009年の丑年モデルがたった12本なので、

全種類持っている人は世界中でも12人以下ということになる。

モーっとため息が出るくらい少ない。

モーはため息じゃないかw

ということで、超激レアで、おそらく2度と手に入らない、2009年の丑年モデルから見ていきましょう。

ルミノールシーランド 44mm 2009年 丑年 世界限定12本 PAM00837

ルミノールシーランド 44mm 2009年 丑年 世界限定12本 PAM00837



最初にもお話したように、記念すべきパネライの干支モデルの1作目。

世界限定たったの12本しか生産されず、僕たちのような一般には回ってこないであろう生産数。

十二支の干支にちなんで12本にしたのかよく理由はわかりませんが、

少なすぎる!モウ!

ムーブメントはCal. OP IIIの自動巻き。

ご存知、ETA7750のクロノグラフを外したムーブメントでパワーリザーブは42時間。

時代を感じる1本だ。

ルミノールシーランド 44mm 2010年 虎年 世界限定25本 PAM00838

ルミノールシーランド 44mm 2010年 虎年 世界限定25本 PAM00838



そして次はタイガーだ。

パネライのエトプロも2年目になって丑年の12本から25本へと増量された。

とはいってもまだ激レア。

コネがないと買えそうにない数だ。

最初の丑年が12本しかなかったので、コレクション性のあるこのシリーズでは、

はなからもう買う気が失せたという人もいると思う。

オメガのミッションズみたいにいずれ、ばら売りされれば別でしょうが、

しかし後発的に登場したモデルではやはりレア感が薄い。

なのでやっぱり12本は少なすぎる。。

と、文句を言ってもしょうがないのでスペックを説明いたす。

といっても説明のしようがない。

上の丑年のモデルと同じなのだ。

違うのは蓋にされた彫刻だけ。

職人が1本1本、手作業で彫刻を施すため、数に限りがあるのはそのためでもある。

ルミノールシーランド 44mm 2011年 兎年 世界限定25本 PAM00839

ルミノールシーランド 44mm 2011年 兎年 世界限定25本 PAM00839



干支パネライの3作目は兎年。

こうしてみると兎が結構モンスターに見えるw

画風はかなり味があってすごく面白いんですけどね。

同じく世界限定25本。

やっぱりかなり少ない。

このシリーズはオメガのミッションズ以上に全部集めるのが大変かもしれない。

3本目で断念した人もいるんじゃないでしょうか。

ぴょんぴょん飛んで悔しがったに違いない。

ちなみに時計自体のスペックはここでも一緒。

Cal.OP IIIを使用した自動巻きルミノール。

ルミノールシーランド 44mm 2012年 辰年 世界限定50本 PAM00840

ルミノールシーランド 44mm 2012年 辰年 世界限定50本 PAM00840



そして4作目は辰年のドラゴン。

ここで生産数がいっきに倍の50本に増える。

ドラゴンだから人気が出ると踏んで50本に増やしたのか、市場調査で需要がかなり多かったのか、

定かではありませんが、50本に増やしたところで価値が下がるとは思えないので、これで良かった。

もう少し増えてもいいかな。

そう、100本くらいに。

このドラゴンのモデルもCal.OP IIIが積まれている。

ルミノールシーランド 44mm 2013年 巳年 世界限定100本 PAM00842

ルミノールシーランド-44mm-2013年-巳年-世界限定100本-PAM00842



2013年はへび年。

5作目になるこのモデルは、生産数が一気に限定100本へと増えた。

それ以前のモデルの生産数が50本以下だったので、

もはやばらで買っている状態なのではないでしょうか。

自分の干支のモデルを探して記念に取っておくというような感じ。

コレクション性は数が少なすぎたので、逆になくなってしまったわけです。

丑年から辰年の間に生まれた人は気の毒で、バラでも買うこともおそらくできないでしょう。

まあしょうがないんですけどね。

この1本もスペックは同じ。

自動巻きのCal.OP III。

ルミノールシーランド 44mm 2014年 午年 世界限定100本 PAM00847

ルミノールシーランド-44mm-2014年-午年-世界限定100本-PAM00847



午年モデルの6作目。

馬が描かれている時計といえば、フェラーリを思い出す。

パネライとフェラーリのコラボは以前にも紹介したことがあるのですが、

これは蓋に馬がそのまま彫刻されているそのまんま馬なモデル。

おそらく虎とか龍とか馬というのは人気の高い動物なんじゃないかなと。

自分の干支じゃなくても馬とか龍とかだったらばら買いしても満足感がありそうな動物たちだ。

ちなみにこのモデルもOP.IIIが載せられている。

パネライのことなので、急にムーブメントも変えるような気がしたんですが、2014年モデルじゃそれがないみたい。

よし次。

ルミノールシーランド 44mm 2015年 未年 世界限定100本 PAM00848

ルミノールシーランド-44mm-2015年-未年-世界限定100本-PAM00848



ひつじ年の7作目。

この羊もなんだかモンスター調w

羊が怖いだなんてうまれてこのかた、一度も思ったことは無かったんですがw

ただ、ここでパネライが動き出しました。

スペックの大幅変更です。

ムーブメントは自社製ムーブメントのCal.P9000。

同じく自動巻きで3デイズ、つまり72時間の長いリザーブ時間を最大値に持つ。

しかもこれまでの50m防水から一気に300mへとステップアップし、時計本来の価値が一気に向上しました。

Cal.P9000

これがパネライが生んだ自社製ムーブメント、Cal.P9000。

優秀な機械ですよ。

ちなみにこのモデルも1生産数は100本。

このくらいがちょうどいいかなと。

ルミノールシーランド 44mm 2016年 申年 世界限定99本 PAM00850

ルミノールシーランド-44mm-2016年-申年-世界限定99本-PAM00850



なぜかここで限定生産数が99本になったさる年モデル。

なんでかわかんないんですが、1本減らされているw

それにしても味のある画風だと思いませんか?

たしかにこれは12本集めたくなるような作風だと思う。

スイスの高級腕時計メーカーが作った時計には到底見えない彫刻。

もちろん悪い意味じゃない。

イメージが違うという点。

それにしてもこのサル、なかなかじわるw

時計のスペックはCal.P9000、72時間のパワーリザーブ、300m防水。

これはそのまま新型を維持。

ルミノールシーランド 44mm 2017年 酉年 世界限定99本 PAM00852

ルミノールシーランド-44mm-2017年-酉年-世界限定99本-PAM00852



そして2017年の干支、とり、つまり鶏をデザインしたのが9作目。

残り3匹の動物になりました。

こういう作風で描かれた鶏は、どこか鳳凰にも見えるw

遊戯王にこういったモンスターたちがいてもおかしくないw

このモデルも同じ3デイズのムーブメントを300m防水のケースでラッピングしている。

という感じで9本。

完成までにあと3年はかかりますが、2020年はもうすぐだ。

この十二支の企画が終わればもう一周させるのか、それともばら売りを追加で販売するのか、このまま終わらせるのか、

パネライがどう動くかに注目したい。

それによって、これまで販売された限定モデルの価値が左右されますからね。

それにしても職人の技術、すごいもんだ。