さて、何度も言うようですが、

パネライは面白い。

非常に面白い。

これまで僕は、パネライがコラボしてきた作品について何本か紹介してきましたが、

やっぱりゼニスのエルプリメロやフレデリックピゲの日付が6時位置にあるあの独特ムーブメント、

シェザールのマニアすぎる機械に、ロレックスの珍しい手巻きキャリバー、

あとは、、そう、ゼニスの薄型エリートもパネライの中に入っていて、

ムーブメントによって、ラジオミールやルミノールの装用ががらりと変わったりするところが面白く、

時計をムーブメントで選ぶというのはやっぱり間違いじゃないなと思ったりします。

パネライは基本的なデザインが決まっているので、区別するのが難しいんですが、違いを見つける喜びも逆にあったりします。

それで今日は、パネライがコラボする作品の中でも、ゼニス、ロレックス級にすごいのをあげてみます。

と言っても1本ですが。

PAM00184ラジオミールGMT



このモデルはPAM0184と呼ばれるラジオミールで、

GMTが付いているのが特徴。

これも先ほど言ったように、ムーブメントの違いから、外観が変わる典型的な良い例。

リューズが2つあるのが大きな特徴ですね。

この2つあるリューズ、ルミノールだと実現できなかったでしょうw

リューズガードをどう配置するか1日中悩まなければならないw

で、結局ラジオミールで落ち着いたんですが、

(というか最初からもちろん議論の余地はないんですがw)

リューズがあんな風についているからちょっと判断しにくいですが、ケースラグがラジオミールだ。

さて、このGMTラジオミール、ジャガールクルトのCal.897を搭載している。

といっても正確にはそのまんま載せているわけではなく、ベースとして使用している。

24時間のGMT針とデイトが付いている1本はよく言われる、

『海外旅行にいいですよ』

的な感じで使えます。

出張が多く、日常的に海外に飛ぶ人なんかは結構便利だと思う。

パネライにはETAベースで作ったGMT用のCal.OP VIIIがありますが、

ジャガールクルトのムーブメントで作ったGMTの方がやっぱり魅力的に映ります。

ただそっちのほうのムーブメントは主にルミノールに採用され、リューズも一つなので、

上記で言ったようにラジオミールにしかやっぱり搭載できなかったのかなと思います。

僕はこんな風にリューズが2つあったり、3つあったりするいびつな腕時計が好きなんですが、

PAM00184も特殊な機能を備えたように見えるスタイルを持っているので、そこがやっぱり時計心をくすぐるんですな。

PAM00184ラジオミールGMT

裏から見るとこんな感じ。

セーラームーンのお団子あたまにも見える。

ムーブメントのローターにはCal.OP XIIIとしっかり刻まれています。

ベースとなっているのがジャガールクルトのCal.897で、

同じGMTでもいい具合にルミノールとは差別化されています。

普通とは少し逸脱したラジオミールのスタイルですが、

リューズが2つあるとさらに特別感を感じることが出来ます。

ムーブメントそのものはパネライのOP系ですが、ベースとなっているのがジャガールクルトなので、

その辺が決め手になるでしょうね。

感覚的にはデイトナがゼニスのエルプリメロに変更を加えまくったのに、

ゼニスとのコラボ、ダブルネームとしていまだに大変な人気を誇るのも、

やっぱり遺伝子がそのまま残っているからでしょう。

実際、ゼニスもジャガールクルトもムーブメントにかけてはぴか一で、

スイス時計のなかでもムーブメントにこだわりを持って作り続けるところはあんまり多くない。

しかもガワも作っていますからね。

そういう理由からもケースとムーブメントを一貫してつくる、『マニュファクチュール』は価値が高いわけです。

パネライも2005年からはマニュファクチュール化しようとしていますが、

こういった他社のビッグネームとのコラボ作品はいつまでも大事に保管していたいものです。

特にパネライのように、人気が常に一定でおとろえず、ロレックスのような一面を持つブランドでは、

いつこういったモデルが高騰するかわかりません。

といっても緩やかに上昇という感じにはなるのでしょうが。

PAM00184ラジオミールGMT

ブラウンレザーのストラップもかなり似合う。

とにかく側だけじゃなく、中身も芸術的な1本、PAM00184はジャガーファンにもお勧めできます。

ロレックスファンがPAM00021が好きなように。