トゥールビヨンが搭載された腕時計は、

目玉が飛び出るくらい高いです。

パネライには無縁なのかなと思っていたトゥールビヨンですが、

実はラジオミールにあったんですね。

ちょっと驚いた。



`画像の通り、なんとも不思議な文字盤を持った腕時計が存在するなと、思いきや。。。

機械がむき出し。

よく見ればトゥールビヨンがあるのが分かります。

トゥールビヨンとは?

この6時位置にあるテンプがむき出し状態になっている部分がトゥールビヨンと呼ばれる、

いわゆる姿勢差を平均化して緩和する装置。

言ってみれば、、、

テンプというのはムーブメントの心臓部なんですが、時計の精度などを決定づける大事なパーツです。

テンプにはゼンマイが固定されていて、このゼンマイが温度や湿度、重力の影響を受けることによって、

同じ速度で振動することが出来ません。

例えば夏のように温度が高いと、金属でできたゼンマイは少しだけ伸びます。

暖かいといろいろと膨張しますからね。

そうなるとゼンマイの1振動の幅が広がり、時を刻むのが少し遅くなります。

逆に冬のように寒いところにいると、金属が縮まって硬くなります。

そうなるとゼンマイの振動速度が速くなって、時計が進みやすくなります。

この時間差を無くそうと素材を温度の影響を受けにくい素材、シリコンやパラクロムヒゲゼンマイに変えたりして、

常に安定した精度を保とうという試みが成されている。

もう一つの問題は重力。

重力の影響は素材では解決できません。

テンプ自体に重力がかかるので、他に解決策が必要というので生まれたのがトゥールビヨン。

地球上にいる限り、重力からは逃れられないので、重力を全方向とまではいかないまでも、

安定的にいろいろな方向に分散させるために作られたのがトゥールビヨンなんですね。

テンプ自体が振動とは別にある軸を中心に回転する装置ですね。

この装置が付いていると時計の価格が一気に1000万円を超えるw

誰が使うんだというような機能なんですが。。

この一つの軸でテンプを回転させる装置をトゥールビヨンというんですが、

中には二つの軸で球を回転させるように動くジャイロトゥールビヨンなるものを、

ゼニスやジャガールクルトは生み出しています。

こういうやつ。

3Dトゥールビヨン、ジャイロトゥールビヨンと呼ばれる複雑機構が搭載されれば、

時計は3000万円を超えるw

もはや笑うしかないw

これでどこまで精度が上がるのかというとちょっとよくわかりませんが、

重力の分散は出来そう。

トゥールビヨンの話が長くなりましたが、

今日はパネライのラジオミールで、トゥールビヨンが載せられたモデルについて少しだけ。

PAM00077ラジオミールトゥールビヨン

割とシンプルといえばシンプルなスタイル。

機械的で無機質でサイボーグのようなデザイン。

文字盤からビームが発射されそうにも見えるw

というか文字盤じゃあないですねこれw

空中に浮いた鉄板に針がセットしてあるだけなので、中の機械が表からガン見できます。

まあせっかくトゥールビヨンを持っているんだから、テンプの回転は見たいですが、

こういう無機質な時計に抵抗がある人もいるかもしれません。

このスタイルはジラールペルゴらしいといえばらしいんですが。

あとは、リューズがモダンなラジオミールと比べてちょっとだけ違うかな?

ラジオミールの特徴であるクッションケースに付いているリューズが現代のモノと比べ少しだけ縦に長い。

古典的なのが良いんですけどね、この場合。

イタリアブランドなので、スイスやドイツの時計が持つ雰囲気というのは通常は感じられないパネライですが、

ジラールペルゴのDNAが混ざっているので、通常のラジオミールとは少しだけ違う。

ギョーシエスタイルのリューズはそのままなんですが、やっぱり今も昔もなかなか味がある。

ジラールペルゴ式の文字盤をしているので、このスタイルの竜頭がより良く似合っています。

その肝心の文字盤、質素で機械的なダイヤルもなかなか伝統のクッションケースに合っている。

あと、

きもち、ワイヤーループラグが長い気がするんですが、気のせいでしょうか?

ムーブメントはジラールペルゴのトゥールビヨンCal.9907を使用しています。

複雑機構の中でも1,2を争うのがトゥールビヨンで、

壊れれば修理代にいくらかかるかわからない恐ろしいコンプリケーションw

精度のためというよりかは、もはやステータスを重視した装備であるため、

出来るだけ日常時計にはしたくないのも事実でありますw

ちなみにケースのサイズは42mmで素材はプラチナ製。

見た感じホワイトゴールドかと思ったんですが、

トゥールビヨンを搭載しているので最高級のプラチナにしたんですかね。

ステンレスだと変ですが、ホワイトゴールドやオロロッソ、オロローザのバリエーションがあっても面白いと思う。

価格はだいたい19万ユーロ。

日本円にしても2000万円を超える1本。