パネライのモデルにはいろいろと限定がついていることが多い。

多いんですが、中には追加で限定数が多くなったりするモデルもあるw

それはあまり関心しないやり方なんですが、中にはそれで時計の希少価値を失ったモデルも存在します。

PAM00590というルミノールは最初はアメリカ限定で1000本のみ販売されていましたが、

のちに日本でも限定販売という名で生産され、

どんどん時計の値崩れが起こっていきました。

パネライにはそういうイタリアらしい一面があったりしますw

実はそういうモデルが左利き用のルミノール、レフトハンドにも存在します。

PAM00026ルミノールレフトハンドPVD



PAM00026と呼ばれるこのルミノールレフトハンド。

黒いのが特徴なんですが、これはPVD加工してあるのでこんな色をしています。

最近ではセラミックやカーボン素材、パネライならカーボテックと言った新世代の技術を使用して作った黒系のモデルが多い。

一見、現代のセラミック(パネライならチェラミカですが)に見えるオリジナルのPAM00026、

PAM26とも呼ばれるこのモデルPVD加工が施してあり、

パネライの中では、このPVD加工がされたモデルは実は珍しい。

当時は、レフトハンドはステンレスとPVDの2種類のみが存在していて、

この表面加工を施したPVD加工モデルは1998~1999年の2年間のみ製造されていました。

その2年でPVD加工モデルは一度終わりを迎えます。

その後、2000年になってからは、廃盤になったPVD加工の代わりに、チタンモデルを登場させました。

つまり、PVD加工はチタンにとってかわったわけです。

その後は確かにゼニスのエルプリメロを載せたチタンモデルのルミノールとか、チタンを使用したモデルは結構多かった気がします。

で、このオリジナルモデルは2年間しか生産されなかったのと、元々700本限定で生産された希少なピースだったんですが、

2008年に新たに1000本を限定生産として、復刻させたものですから、PAM00026の価値がいくらか減ったように感じます。

時々あるんですよね、こういうのが。

上で紹介しているPAM00590も時計業者や転売を目的で購入した人たちが結構な損害を出したらしいのですが、

まあそういうのはしょうがないといえばしょうがありません。

もちろん製造年数などを見ればいろいろと違うんですが、

リファレンスも同一なので結構区別するのがめんどくさくなりそうだ。

ただ、このオリジナルの方の製造年は1998年~1999年なので、A番とB番になる。

A番は200本のみ生産され、翌年の1999年にはB番が500本ほど生産された。

A番は製造年数からトリチウムが夜光塗料に使用されていますが、

B番は製造された時期によってはルミノールに変更されているかもしれない。

パネライの時計ではだいたいA番及びB番の一部にトリチウムが使用されているので、

B番でトリチウムが使用されている場合は製造時期が前半ということになります。

パネライの場合、同じリファレンスならトリチウムを使用している方が当然価値が高くなります。

例えばPAM00001で言うと、

1997年に製造されたプレA番が1998年に製造されたA番よりも価値があるし、

1998年のA番の方がB番よりも価値が高い。

B番もトリチウムモデルなら同じB番でも夜光塗料にルミノバを使用しているモデルも希少性が高いので、当然価格も上がります。

PAM00026ルミノールレフトハンドPVD

トリチウムを使用しているかどうかは6時位置に表記してある、

『T SWISS T』

で判断することが出来ます。

まあこのトリチウム表記を見ればわかりやすいんですが、

さっきも言った区別が面倒なのが、

B番で夜光塗料にルミノバを使用しているモデル。

2008年のモデルと同様にトリチウムの表記がないのでどう判断するのかが難しいと思います。

というのでこのモデルはPAM00590と同様に、限定生産だったものの数があふれ、もともとあったモデルの価値が下がる結果となってしまっている。

PAM00026ルミノールレフトハンドPVD

これが2008年に新たに1000本生産されたPAM0026。

かっこいいのはかっこいいんですが、

どうせならリファレンスだけは買えた方が良かったんじゃないかなと思います。

PVD加工モデルは100歩譲って良しとしても、

少しだけデザインを変えるとか、

ケースのサイズを変えたり、ムーブメントをCal.OP IIじゃないのにするとか、

全く同じスペックで同じリファレンスなので、10年後に再登場したとしても、ちょっとだけ不満が残りそうだ。

ただ同じPAM00026を購入するとしても、出来れば文字盤を見て、

夜光塗料にトリチウムが使用されているかどうかを見てみて決めるのもありですね。

もちろん、もしA番やB番が欲しいなら探していたら見つかるかもしれない。

700本はそこまで少なくないですからね。