さーて今週のパネライは伝説的な3本。

マーレ・ノストゥルムと呼ばれる、一見パネライとは思えないクロノグラフについて。

パネライにはこれまで数々のコラボモデルが存在していますが、

これまでも伝説と呼べるモデルはいくらか存在していました。

ロレックスのムーブメントを使用したPAM00021がそうだし、ゼニスやオメガ、ジャガールクルトコラボも伝説と言える。

こっちの記事でパネライがコラボしている時計について書いてるのでご参照あれ。

ということでパネライのマーレ・ノストゥルム。

PAM00006
マーレ・ノストゥルムPAM00006

PAM00007
マーレ・ノストゥルムPAM00007

PAM00008
マーレ・ノストゥルムPAM00008

こんなのパネライじゃない。

と言ったデザイン。

デザインで言うとオメガっぽいし、ゼニスっぽいし、

かなりパネライのクッションケースモデルからは逸脱したデザイン。

普通のクロノグラフの形状をしたシリーズなんですが、これが実はパネライのクロノグラフなんです。

ここにまたレジェンダリーなアトモスフィアをフィールするわけですがw

ルー風になってしまうw

こんなデザイン、寝耳にウォーターだったんじゃないでしょうか。

さてこの3部作のマーレ・ノストゥルム、各色200本ずつ生産された、

希少価値のものすごい高いモデルたちで、現在ではアンティコルムとかじゃないと手に入らないんじゃないでしょうか?

どのくらいの金額を提示しなければいけないのかはわかりませんがw

これらのモデルが生産されたのは1997年~1999年までに3年かけて、各色200本ずつ作られたと言われています。

1997年といえばパネライがヴァンドーム入りした年。

現在のリシュモングループですね。

そのリシュモングループの傘下になったのが1997年で、そこから本格的にスイス時計会に参入し始めたのが1998年。

なので1997年までのパネライの時計をプレヴァンドームと呼び、

パネライの時計の価値が一気に跳ね上がります。

1997年がミソなんです。

マーレ・ノストゥルム 青 PAM00006 1997年



まずは最初に登場した青いモデルのPAM00006から。

このモデルは1997年に製造されたモデル。

1997年といえばまだパネライがヴァンドームの傘下になりたての年で、

本格的にパネライが公式に時計作りを始める1998年の前の年。

1998年に製造した時計をA番として時計作りを行っていたわけですが、

その前年である1997年製造の時計をプレA番とし、

この1997年と1998年をまたいで製造しているモデルが存在すると、1997年製のプレA番の方が高値で取引されるわけです。

この青文字盤のPAM00006は1997年のみに製造されているので比較対象はありませんが、

この97年の単品番だけでかなりの価値があるモデルです。

白文字盤や黒文字盤のPAM00007やPAM00008は97年から98年をまたいで製造されているので、

同じリファレンスのモデルでも、個体の価値が変わってきます。

マーレ・ノストゥルム 白 PAM00007 1997~1999年

マーレ・ノストゥルムPAM00007



2本目はPAM00007。

パネライは文字盤の色違いでもリファレンスが変わります。

これは結構ありがたい。

区別するのにかなり役に立ちますからね。

ロレックスのリファレンスはこの辺がややこしい。

同じモデルなら違う文字盤色でもリファレンスが全く同じですからね。

さてさて、この白文字盤のマーレ・ノストゥルム、製造期間が1997年~1999年ということになっています。

つまり製造されたほとんどのモデルがトリチウムを夜光塗料に使用しているということ。

どういうことかというと、

パネライの歴史は1860年からと、結構古いんですが、

ずっと昔は、時計のみならず、温度計や計器など、いろんなものを作っていました。

1900年代の前半とかからもイタリア海軍に時計を卸したりもしていたし、

現在のような形で、パネライとして高級時計ブランドになったのは1997年にヴァンドームの傘下に入ってから。

『マーレ・ノストゥルム』もイタリア海軍の作戦名からとっている。

1998年にパネライはデビューするわけですが、その当初は夜光塗料にトリチウムを使用していました。

で、その翌年、1999年の後半あたりからはトリチウムを夜光塗料に使用することをやめました。

品番でいうと1998年の製造個体をA番、1999年のモノをB番呼び、このB番にはトリチウムモデルとルミノバモデルが存在します。

これは1999年のどの時点、ある一点の前か後かで使用されている夜光塗料が変わるわけなんですね。

なのでおそらくB番でもホトンとはトリチウムなんじゃないかなと思います。

逆にPAM00008のルミノバモデルが存在するとそっちの方が数としては少ないはずなので、珍しいはずなんですが、

トリチウム仕様のパネライはやっぱり人気があります。

特に1998年のA番の前の1997年のモデル。

プレA番と呼ばれるパネライはかなり希少です。

マーレ・ノストゥルム 黒 PAM00008 1997~1999年



最後のモデルは黒文字盤。

このモデルも世界限定200本しか製造されなかったんですが、

PAM00007と同じく1997年~1999年の3年のみ製造されています。

違いといえば文字盤の色くらいでしょうか。

3種類のバリエーションが用意されていてどのモデルが良いか悩んでしまう。

と言っても手に入らないでしょうがw

eta-2801-2

これはETAのCal.2801-2。

このETAの2801-2をベースにし、デュボアデプラ社のクロノグラフを足した、混合ムーブメントが

これら3モデルに搭載されています。

28800振動/毎時でパワーリザーブは42時間。

時代が時代なので、スペックはそれほどじゃありませんが、

このモデルの場合、価値はムーブメントとはあまり関係がない。

マーレ・ノストゥルムには最近、復刻版が登場し、世間をにぎわせています。

そのモデルについてはまた後日お話ししますが、

今回のオリジナルのマーレ・ノストゥルム3部作見つかれば超ラッキーだと思います。

あれば是非財布と奥さんと相談してみてくださいw