ローレウス財団と呼ばれる非営利組織についてご存知でしょうか?

ローレウス財団と聞けば、時計好きならIWCを思い浮かべるんじゃないでしょうか?

スポーツを通して子供たちの幸せなどを促進する活動を国際的に行っている団体で、

IWCがローレウス財団のスポンサーになっていることは有名ですが、

パネライも実はその役を担っていました。

2000年からローレウス財団のスポンサーとしてクラシックヨットレースとも関わりを深めていったパネライ。

2001年にはヨットレーシングに携わる企業として、『ローレウス・アワード』としてレガッタシリーズを毎年1作品ずつ販売し始めます。

2004年まではローレウス財団のスポンサーとしてヨットレーシング特別仕様のレガッタシリーズをルミノールから登場させ、

2005年からは『パネライ・クラシック・ヨット・チャレンジ』としてレガッタシリーズを存続させます。

それが現在でも続くパネライのレガッタモデルの歴史なのですが、

今日はパネライの世界デビューが始まって間もなく登場したレガッタシリーズを見てみよう思います。

2001 ルミノール マリーナ レガッタ 44mm PAM00107

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2001年に登場した記念すべき最初のレガッタ。

3針のモデルですが、通常モデルと異なる点がいくつもデザインされた1本。

スモールセコンド白インダイヤルや『 REGATTA 2001 』の表記は記念モデルだとよくわかります。

世界限定500本で販売されたレアなピース。

市場にはもう残ってないかもしれませんね。

使用されるムーブメントはCal.OP III。

クロノグラフ機能を外した軽量ムーブ。

2002 ルミノール GMT レガッタ 44mm PAM00156

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2002年の2作目はスタイルを一気に変えたGMTタイプ。

44mmのケースに収まるのはETAベースで開発されたCal.OP VIII。

これもパネラーに有名なムーブメント。

GMTといえばOP VIII。

24時間表示のセカンドタイムゾーンが把握できる便利な1本です。

2003 ルミノール クロノ レガッタ 40mm PAM00168

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2003年モデルはクロノグラフ。

世界限定399本という数少ない限定品で、クロノグラフという点からも人気のある1本です。

400本もない数しか生産されていないという点すでに珍しいのですが、クロノグラフのルミノールという点でも希少性があります。

Cal.OP XIIを積んでいるモデル。

残念ながらゼニスのエルプリメロを載せたモデルではないんですが、それは求め過ぎですかねw

これがエルプリメロ搭載ならすごいでしょうね。

2004 ルミノール サブマーシブル レガッタ 44mm PAM00199

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すごい、またもや別モデルで登場です。

ルミノールのサブマーシブルで登場した2004年バージョンのレガッタ。

世界限定500本という少ないサブマーシブルにはパネライの伝統的な3針ムーブメントCal.OP IIIが搭載されています。

2004年はまだパネライが自社ムーブメントを搭載し始める前なので、このころまではETA、ユニタスベースの手巻きなどがメインでした。

そんなパネライの歴史を感じられる特別スタイルの文字盤をもったサブマーシブルはかなり渋い。

『ローレウス・アワード』の最後の作品。

2005 ルミノール パワーリザーブ レガッタ PAM00222

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今度のベースモデルはパワーリザーブインジケーター付きです。

すごい、毎年ベースモデルを変えて飽きない様にしています。

この辺がさすが、パネライらしい。

世界限定500本にふさわしく、文字盤には綺麗な幾何学的な模様がデザインされています。

クル・ド・パリというのか、タペストリーというのかわかりませんが、この仕様は美しくさえある。

ムーブメントにはCal.OP IXが使用されています。

ちなみに『ローレウス・アワード』から『パネライ・クラシック・ヨット・チャレンジ』に名称が変更されて登場した、最初のレガッタがこの2005年モデル。

2006 ルミノール 1950 フライバック レガッタ 44mm PAM00253

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2006年モデルも新たなモデルベースにレガッタが登場しました。

フライバックと呼ばれる高度なクロノグラフ機能を搭載したモデルを特別仕様で生まれました。

世界限定500本にふさわしいかっこいいクロノグラフ。

画像を見てもらえればわかるんですが、このかっこいい感じの文字盤はパネライブルーのカウンター秒針にすごく合う。

ちなみにムーブメントはCal.OP XIX。

2007 ルミノール 1950 レガッタ ラトラパンテ 44mm PAM00286

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2007年はラトラパンテがベースw

これも500本限定のリミテッドエディション。

クロノグラフ機能としては最も複雑なスプリットセコンド機能が付属したモデルで、

クル・ド・パリの文字盤やパネライブルーの差し色とも相まって高級志向なクロノグラフに仕上がっています。

Cal.OP XVIIIが搭載されているモデルで、2007年モデルではまだ自社製のムーブメントはレガッタには使用されていないようだ。

2008 ルミノールクロノ レガッタ 44mm PAM00308

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タキメーターが付いたクロノグラフがベースとなった2008年のレガッタモデル。

ルミノールでは珍しいクロノグラフをモチーフにしたレガッタエディションで、同じく文字盤にクル・ド・パリ模様が使用されている。

この高級志向なデザインは『パネライ・クラシック・ヨット・チャレンジ』、通称PCYCに沿うスタイルだ。

ムーブメントはCal.OP XXVI。

まだ自社製は使用されていない。

2009 ルミノール 1950 ラトラパンテ レガッタ PAM00332

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2009年モデルもラトラパンテモデル。

2007年モデルのPAM00286とデザインなどを共有している?(おそらく)のですが、

違うのはケース。

素材は同じなんですが、DLC加工を施しているのが今回の2009年モデル。

傷がつきにくい加工施してあり、摩擦も少ないので手触りの感触も良い。

ムーブメントも共通のCal.OP XVIII。

2010 ラジオミール レガッタ 47mm PAM00343

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ここで初めてラジオミールの登場です。

ルミノールではたくさんベースとして登場しているので、そろそろラジオミールでも良いかなと。

とはいってもラジオミールよりもルミノールの方がどちらかというスポーツモデルっぽいので、

ルミノールの方がレガッタっぽいんですが、この手のラジオミールは珍しい。

クロノグラフを作動させたときには、高速で回転する1/8秒を計測できる機能がついていて、

レーシングの世界で使用できそうな高機能ムーブメントCal.OP XXIが内蔵される。

こういう手悪さしたくなるような腕時計が僕たち男の理想ですw

2011 ルミノール 1950 サブマーシブル レガッタ 3デイズ GMT 47mm PAM00371

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2011年は2回目のサブマーシブル。

ケース素材にチタンが使用されているため思ったより軽いという感想が多い。

ここでようやく自社製のCal.P.9001を搭載します。

GMT機能が付いたモデルで、自動巻きで47mmという大きなケースを持っているのが特徴。

サブマーシブルなのでさらに大きき見える。

500本限定のリミテッドモデル。

2012 ルミノール 1950 ラトラパンテ チタニオ 47mm PAM00427

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2012もラトラパンテ。

だんだんとクロノグラフ機能に特化したモデルに変わってきています。

しかも自社製ムーブメントで。

逆に言うと、自社製なのでヨットレースにあったモデルに進化しているのかもしれません。

8デイズのロングパワーリザーブも追加され、ルミノールが完成されつつあります。

という感じで、2012年までのレガッタモデルをあげてみましたが、

2013年モデルからはまた次回紹介したいと思います。

レガッタモデルに言えるのは、通常モデルより少し高級仕様になっている点。

文字盤などが変化していないモデルもあるんですが、クル・ド・パリ装飾なんかはとてもおすすめだ。

毎年登場すると言われるレガッタモデル。

これからどんなモデルをベースとして、どんな仕様変更を施して限定販売するか楽しみだ。

パネライなので時々面白いイレギュラーを発射してきますからね。

パネライヨットレース