パネライの過去の作品には非常にマニア受けするモデルがごろごろしています。

マニア受けする腕時計の特徴としては、希少性の高さがまず挙げられます。

もう世界でも数十本しか残ってないとか、

このパーツのここがああなってるとか、

そういうモデルが極めて少ない場合にその個体はマニア受けし、貴重な腕時計としてかなりの値をつけます。

ロレックスにはそういう個体が多いですね。

そういう微妙な詳細の違いが異常な価格高騰を誘うケースがまず一つ。

あとは中のムーブメントについてがもう一件。

例えば搭載されているムーブメントが実はものすごく貴重だとか、珍しいとか、名機だとか、他社の優秀なのを使ってるとか、

いろいろ条件があります。

パネライの過去の作品にはそういう作品がわりとゴロゴロしています。

最初に挙げたような時計のデザインやパーツに関わる詳細の違いなどで中古価格が高騰するという例は少なく、

ムーブメント関連でプレミア価格が付いている例ならわんさかあります。

その良い例がパネライとゼニスのエルプリメロを組み合わせたクロノグラフルミノールは現在でも手に入りにくいモデルであります。

パネライがヴァンドームに入ったのが1997年、自社製ムーブメントの搭載を開始したのが2005年。

この1997年~2005年の間にパネライでは、他社から名作ムーブメントが提供され、ラジオミールとルミノールで、

割と多くの名作が生まれたというわけです。

パネライ1社でこれだけのビッグネームとコラボしているんですな。

さて、今日はここで紹介している以外のコラボ作品について。

レマニアとのコラボなんですが、

このレマニアというムーブメントメーカーは巷では名前が知られていない。

いないんですが、時計好きには超有名なムーブメントメーカーで、

手巻きムーブメントの老舗メーカーであります。

Cal.1872
レマニアCal.1872

Cal.2310

このCal.2310はフランクミュラーとかにも使用されていたんですね。

オメガのスピードマスターに搭載されているムーブメントのベースとなっているのはレマニアの手巻きキャリバー2310や1872で、

月に行った実物のムーンウォッチにも当然レマニアベースのムーブメントが載せられていたわけです。

オメガのスピマスがNASAの公式宇宙ウォッチになったのでスピマスのガワがすごいというのもあるんですが、

レマニアのムーブメントの凄さも貢献しているというわけです。

さてそんなレマニアの手巻きムーブメントですが、

こんな話をしているくらいだからパネライにも搭載されているんだろう?

というあなた。

正解です。

パネライのクロノグラフ PAM00189にレマニア1872ベースのムーブメント、Cal.OP XVIが搭載されています。

40mm-ホワイトゴールド製ルミノールクロノ-PAM00189



このモデル。

ルミノールのクロノグラフ、ルミノールクロノと呼ばれるモデルの1本で、

タキメーターとクロノグラフのプッシャーが付いている、なんとも見慣れないスタイルのルミノール。

現代のパネライのモデルとはやっぱり少々違う。

このモデルは2004年に世界限定200本のみ販売されたリミテッドモデル。

近年には見ないタイプの大きなプッシャーが特徴的なのがこのころのルミノールクロノで、押しごたえもありそうな感じ。

タキメーターもなんとなく付いている感じで飾りっぽいのも昔のモデルみたいで良い。

アンティーク感を感じられるスポーツウォッチという感じ。

しかもパネライ。

40mm-ホワイトゴールド製ルミノールクロノ-PAM00189

文字盤も逆パンダ仕様になっているのが特徴で、クロノグラフでインダイヤルが付いているモデルは、

こういった逆パンダか、パンダ文字盤がやはり一番人気が高い。

なぜか白と黒のコントラストが人気なのは今も昔も変わらないのです。

それでケースなんですが、

実はこれステンレスじゃなくてホワイトゴールド製。

昔のパネライのコラボモデルでは良くあるパターン。

他社のムーブメントを搭載したモデルでは、ゴールド、ホワイトゴールド、プラチナを使用したモデルが多数販売されており、

パネライがそのムーブメント会社に敬意を表している様に思える。

今回のレマニアベースのモデルも、随所に特別感を感じられる仕様にデザインしてあり、生産本数を200本に限って販売している。

この辺もパネライらしい。

実際パネライは年間生産本数を1モデル最大300本くらいしか作っていないと言われており、このPAM00189も2004年に200本全部製造された。

ケースサイズも40mmと、当時のクロノグラフサイズはそのまま。

現代のパネライでは40mmのルミノールやラジオミールは見られず、このパネライ最小の40mmという点もヴィンテージ感が味わえる点。

このモデルは腕に着用しなくてもいい腕時計のタイプでしょうか。

もちろん毎日つけてもいいんですが、実は数年前に比べると数十万円ほど中古価格が上昇している。

これは毎日つけて傷をつけたりしたらもったいない部類の腕時計。

特に素材がホワイトゴールドなので、とても柔らかい。

とてもでもないかもしれないのですが、ステンレスモデルに比べると確実に傷がつきやすい。

こんな希少で貴重なパネライの世界で200本しかないモデルを常用してダメージを与えても良いのか?

いや良くないw

そんな腕時計なので、コレクションとして持っておく方が絶対に良い代物。

ゴールド素材なので金相場の変動は多少あるものの、安定して高い水準の価値を保っておけるのもゴールド素材の腕時計のメリット。

希少性の高く、そして資産性も高いこのルミノールは投資面でも有用な財産になるんじゃないでしょうかね。