パネライの腕時計にはGMTが結構多いですね。

ロレックスのGMTマスターI、IIみたいに特別モデルがあるわけじゃないですが、

ルミノールにもラジオミールにもGMT機能を持ったモデルがいくつか存在します。

最近パネライの腕時計がどことなく進化しているのは昔のパネライを知っていて、最近のモデルを注視している人ならみんな気づいているでしょが、

GMTモデルのPAM00531は基本デザインは昔のままなのにどこかデザインが斬新で綺麗なことに気づくと思います。

ルミノール 1950 GMT PAM00531



このモデルなんですが、すごくモダンに見えます。

なんでだろうと考えているとおそらくはインデックスバーにあるんじゃないかなと。

インデックスバーをよく見てみると、

たとえば2005年の登場したルミノール GMT PAM00237と比べてみるとどちらが新しいモデルか一目瞭然。

ルミノール GMT PAM00237

ルミノール GMT PAM00237



インデックスバーの色もまあ違うんですが、バーインデックスがこっちのほうが太い。

夜での視認性について言えば確かにこっちの太いほうが良いかもしれませんが、少々野暮ったく見えるのも事実。

PAM00531はインデックスのフォントも少し違うし、GMT針の先の矢印も大分シャープになっています。

それだけじゃない、

実はこれまで平行になっていた分針の両幅ですが、新しいスタイルのPAM00531は根元が細くなっています。

これも印象が大分変る理由の一つ。

全体的に各所が細くシャープになったのでよりモダンでスタイリッシュな印象を与えているのが新しいタイプのデザインのルミノールGMT。

あと、PAM00531とPAM00237を比べると、日付は表示はあるんですが、サイクロップレンズと呼べるのかどうかわかりませんが、

拡大鏡が付いていないんですね、PAM00531では。

まあこれはルミノールじゃなくて、ルミノール1950の特徴なので致し方ありません。

この拡大レンズが付いていないとやっぱりそれだけデザインがすっきりしてかっこよく見えます。

この2モデルは基本デザインはだいたい同じです。

ただ細部に大分大きな違いがあるので、与える印象は割と両極端。

時代の流れもあって、搭載しているムーブメントも違います。

PAM00237には昔ながらのOPシリーズ、Cal.OP VIIIが搭載されています。

ということはまだ42時間のパワーリザーブしかない時代ですね。

2005年なんでしょうがない。

んで、PAM00531ですが、これには72時間のパワーリザーブを持ったCal.P.9003が載せられています。

9000シリーズなので自動巻きの3デイズ、最後の3はGMTの意味。

そういう感じでパネライのムーブメントには規則性があります。

時計自体のリファレンスには規則性がなくて覚えるのにけっこうややこしい。

さて、このパネライの腕時計なんですが、いつも思うのが自社製のムーブメントを搭載する前のOPシリーズのモデルと、自社製のPシリーズを載せたモデルでは、どちらにも片一方にない良さをダブルで持ってるので選択が難しいということ。

例えばデザイン面で言うと昔のパネライはどことなく可愛らしいしオリジナルのパネライという感じがして所有感がやっぱりある。

『あーパネライもってるなぁ』

みたいな。

一方新しいタイプのパネライのデザインはやっぱりなんかかっこいい。

同じデザインだとしてもケースが薄くなっていたりするし、スタイリッシュなんですよね、随所が。

時計全体がモダンなんですよね。

中身のムーブメントで言うと、昔のOPシリーズのものは別メーカーのムーブメントをカスタマイズしたもので、自社ではないにしろパネライの出発の原点であるのでやっぱり恋しい。

他社の作られたムーブメントを独自に改変して使用した機械はもう数が減っているのでどんどん希少性が増しているといえばそう。

一方、新型のパネライにはマニュファクチュール化している同社の優れた機械が載せられているので、やっぱりそこが魅力。

長いパワーリザーブと自社製というのがやっぱり大きいかな。

こういう感じで自社製のムーブメントを搭載する前のパネライと後のパネライではなんだか全く別物のカテゴリであるように感じるため、

どちらを選んでいいのかわからなくなったりします。

僕はですが。

基本デザインは同じなのに細部と中身が違うのでわりとターゲットも変わってくるんじゃないかなと思う。

僕もこのルミノール GMTだとPAM00531かPAM00237が良いかわからない。