さて巨大化する機械式腕時計。

1930年代に登場したIWCのポルトギーゼが懐中時計のムーブメントをそのまま載せて登場して当時の平均的な腕時計よりも1センチ大きい馬鹿でかい時計だと評判になったそうですが、精度も高く美しかったのは今も昔も変わらないんじゃないでしょうか。

現在では40ミリを超える腕時計なんで普通だし、45ミリを超える腕時計も一般的になっています。

50ミリを超えるとさすがでかいですが、トノーでラグなしならそういうことも多々あります。

ラグがある無しだと一概に比べられないところがありますが、やはり腕時計はまだ少し大型化している気がします。

そして同時に行われているのが薄型化。

最近になって、大型時計のパイオニアであるパネライですら、薄型化したルミノールを発表し人気を得ているし、ピアジェなんかは薄いムーブメントまっしぐらですw

オーデマピゲのロイヤルオークもその角ばったごついスタイルとは裏腹に腕時計自体は結構薄い。

そういう感じごつく見えるのに薄い腕時計結構あるんですね、意外にも。

たとえばフランクミュラーが最近そうで、2017年にはヴァンガードスリムというモデルを発表しています。

パネライもドゥエというモデルを2017年に発表してからはその人気の高さからか多くのバリエーションをさらに発表し、2018年はドゥエ祭りが出来るほどでしたw

ロイヤルオークにエクストラシンモデルが近年登場しているし、確実に薄型化傾向にある腕時計も増えている。

というわけで今日はその中でもちょっと面白いフランクミュラーのヴァンガード。

ヴァンガード スリム Ref.V45SLIMS6

ヴァンガード スリム Ref.V45SLIMS6

image by www.jw-oomiya.co.jp


こういうやつなんですが、ヴァンガードといえばあのふくらみがあるスポーティでラグのないスタイルのケースですが、どう見てもこの腕時計が薄いようには見えません。

しかし、このシリーズの売りであるふくらみを残したまま、ムーブメントとケースや文字盤などの隙間を極限まで無くすことによって、ケース厚9.5ミリという厚さを実現させました。

しかもヴァンガー特有のスタイルは失われていません。

そこがフランクミュラーが頑張ったところ。

しかもムーブメントも2.5ミリと、かなり頑張っている。

2.5ミリといえばピアジェ級に薄いのでびっくりだ。

というわけで上からや斜めから見てもわからない薄型化したヴァンガード。

もうそういう形状だからしかたないんですけど、横から見るとすごく薄いのが分かります。

目の錯覚みたいなやつですかね。

ということでこれからどうなっていくのか楽しみなヴァンガードスリム、パネライのルミノールドゥエほどの人気は難しいでしょうが、これはこれで確実に需要があるはずです。

最近では各社ニッチなニーズを攻める戦略を推し進めているようです。