グランフーエナメル。

最初聞いた時、なんじゃそりゃ、と思ったものです。

フーのあたりがネプチューンの原田泰造さんが昔ボキャブラ天国で、

『あきらです、ふー』

とやっていたのも同時に思い出しましたw

さて、そんなグランフーエナメルなんですが、これはエナメルの焼き上げ技法のことで、17世紀に技術を習得した職人のみ作ることが出来た特殊な技法。

そんななか、名窯ドンツェカドランを買収し傘下に収めたユリスナルダンがグランフーエナメル技法を腕時計に使用しています。

その腕時計は名品とも言え、芸術性の高い腕時計に仕上げられているのが、実物をみればよく分かると思います。

SIHHなどでも面白い新作を発表し、話題性の高い腕時計をたくさん作っているユリスナルダンですが、1846年からという歴史は実は結構古い。

マリーン アニュアルカレンダー クロノメーター Ref.1133-210/E3

マリーン アニュアルカレンダー クロノメーター Ref.1133-210 E3

image by monochrome-watches.com


この青く美しいモデルもグランフーエナメルの焼き上げ技法で作られた文字盤を載せています。

ただ、文字盤上にこれまた美しく手の込んだ波模様が刻まれているので、陶器質の独特の艶感はフラットなプレーンタイプに比べると少し薄まりますが、このモデルは波模様を表現しているところに醍醐味がある。

角度によって放つ後光のような輝きがとてもきれいに作りこまれているなと再認識するダイヤルで、近くで見るとその表面がすごく良いんですw

なんて言っていいのかわからないんですが、一度実物をまじかで見てもらえたらわかるんじゃないかなと思いますw

僕の語彙力じゃ表現できない、ふー!

さてブルーエナメルで表現された、船に載せられていたマリーンクロノメーターという高精度な腕時計をテーマとしてこのモデル。

グランフーエナメル文字盤の名手、歴史あるユリスナルダンのトゥールビヨンモデル・マリーン トゥールビヨン グランフーエナメル Ref.1283-181/E0

前回、同じくマリーンで、トゥールビヨンモデルについてお話ししたんですが、今回の青いモデルは6時のトゥールビヨン機構の代わりに年次カレンダーが搭載されています。

少し見にくさを感じないでもないですが、ポインター式で月を、デイトはそのままディスクを使用して表示しています。

12時位置にあるのはパワーリザーブインジケーターですね。

12で分割してあり、60時間のパワーリザーブを持った自動巻きです。

ブランドによってそれぞれの特色が見て取れますが、ユリスナルダンの良さはこの文字盤にあると言えます。

芸術性の高い腕時計を生み出すことを理念としているユリスナルダンですが、17世紀の職人の技術を時計に応用するというは確かに芸術性の高いことだと言えます。

IWCが創立150周年記念モデルにラッカー仕上げをした文字盤を搭載していますが、あれも似た質感を生み出していて、通常にはないダイヤルに仕上げられていますが、密かなブームになっているんですかね、エナメル質のダイヤル。

まだまだあの質感を出せるメーカーは限られていますが、ユリスナルダンはその先駆的で最も進んだグランフーの名手と言えます。

フー!

フォーが食べたくなってきた。