僕はこれまでに視認性の悪い腕時計をいくつか紹介してきましたw

ウブロのビッグバン オールブラックや、ベル&ロスのファントム、フランクミュラーのヴァンガードなどなど。

これらはどれも視認性に関しては最悪ですw

ですが、この視認性と言うものは現代の時計界ではあまり重要視されていない部分があって、ステータスとして腕時計を求める人にはこういった変わったスイスの高級時計を所有すること、着用すること自体が目的となっていたりします。

要は車と同じなんですね。

僕たち男性はこういったステータスになるアイテムに弱く、機械式時計や高級車などはファッションの一部、ましてや名刺代わりになるものとして使用している人もやはり多いわけです。

自ら口にするより、こういったものの方が効力を発揮する場合も多いですからね。

あ、ちなみにベル&ロスはフランスに拠点を置いているメーカーです。

というわけで、今日は2019年に発表された腕時計のなかで、これよりも悪い視認性を持つ腕時計についてお話ししたいと思います。

H.モーザー スイス アルプウォッチ コンセプト ブラック トゥールビヨン Ref.5901-0301

H.モーザー スイス アルプウォッチ コンセプト ブラック トゥールビヨン Ref.5901-0301


この1本です。

もはや視認性がどうこう言っている場合じゃないタイプの腕時計ですw

だって、時間がまったくわからないんですからww

言うなれば所さんの500円玉 or ビスケットカスタムロレックスと同じレベルw

所さんのカスタムミルガウスは文字盤やムーブメントの代わりに500円玉やビスケットが入っているわけですが、時間が分からないという点で言えばこのスイスアルプウォッチもまた同じタイプw

『余計なものをすべてそぎ落とした』という表現が使用されるミニマリスト向けの腕時計が多々ありますが、『必要なものまでそぎ落とした』というキャッチフレーズが見事にマッチする美しい1本なのですw

その代わり、通常は必要としないトゥールビヨンが搭載された、なんとも本末転倒具合がたまらない1本に仕上がっているのです。

強調したいものがあれば、余計なものは排除することがありますが、このモデルは自然とトゥールビヨンとH.モーザー特有の美しいダイヤル
が目立つデザインになっているわけですが、一つ間違えればスマートウォッチにも見間違うタイプの1本です。

着用する意味がほとんどかっこいいかかっこよくないかという、ブレスレット的な意義しか見いだせない究極のステータスウォッチという感じで、ウォッチと言ってもいいのかどうかも疑わしくなってしまうパラドックス的なところが非常に魅力を感じてしまうわけです。

コンセプトということですから、ラインナップにはまだなっていないはずですが、これは割と需要が出てくるんじゃないかなと思います。

プラチナ素材を使用し、トゥールビヨンを載せている高価すぎるモデルですが、コレクターの中には必ず欲しくなっている人がいるはずですからね。

そのうちトゥールビヨンも取り払った文字盤だけのモデルが登場してもおかしくないですが、その場合は価格が大きなポイントとなるでしょう。

トゥールビヨンだけを見ろというメッセージが込められた度肝を抜く2019年のH.モーザーの新作。

見ていて不思議な感覚になるのは僕だけでしょうか?