世界でも指折りの時計ブランド、オーデマピゲ。

1986年に世界で初めてトゥールビヨンを載せた超薄型ウォッチを作ったのがこのブランド。

そこから判断できるのが、オーデマピゲが薄型時計を得意とすることと、トゥールビヨンの技術も高いということ。

あと、オーデマピゲの膨大なアーカイブを見ていて気付いたのが、パーペチュアルカレンダー、つまり永久カレンダーのモデルがとても多いところ。

もちろんすべてのモデルに別のムーブメントが搭載されているわけではなく、たくさんのモデルでムーブメントは共通しているんですが、オーデマピゲの2018年の新作コンプリケーションに永久カレンダーモデルが新たに加わりました。

オーデマピゲ ロイヤルオーク RD#2 Ref.26586PT.OO.1240PT.01

 RD#2 Ref.26586PT.OO.1240PT.01


これが例の永久カレンダーの入ったコンプリケーションですが、このモデルのすごいところはその薄さ。

永久カレンダーといえば例えばですが、2100年まで閏年なども計算してあって、時計を止めない限り生きてる間はずっと年と月と日付と曜日が完全に一致するカレンダー機構のことなんですが、当然それを作り出そうとすれば部品数は2倍にも3倍にもなったりします。

 RD#2 Ref.26586PT.OO.1240PT.01

そんな数百のパーツを使用して作られる永久カレンダーモジュールを載せた自動巻きまたは手巻きムーブメントがなんと厚み2.89ミリという極薄サイズに収まっています。

そうなると当然腕時計自体も薄く、ケース厚はたったの6.3ミリ。

当然2018年では世界最薄の自動巻き永久カレンダーウォッチ。

 RD#2 Ref.26586PT.OO.1240PT.01

ただこのモデルのすごいところは、薄いんですが自動巻きローターが中央に通常通り設置されている点。

当たり前だと思われるでしょうが、ピアジェの薄型ウォッチはペリフェラルローターといってムーブメント外周に自動巻きローターを設置しているので厚みが出ないような素晴らしい工夫をしています。

オーデマピゲもそういった選択をすることが出来たはずですが、あえて通常通りのローターで、裏蓋から機械を覗けるようにしています。

そしてさらにすごいのが、ケースサイズが41ミリしかないところ。

ケースの直径を大きくすればケース厚が薄くても容量が大きくなります。

これだけの薄さを41ミリという直径でこなしているとこにもやはりすごさを感じるわけです。

最初から見直して作ったというムーブメント、Cal.5133はこれまで3層構造だったのを1層で薄型化。

さらにそのムーブメントの地盤を文字盤で代用しているのでその分厚みが減らせる構造になっています。

これはピアジェが裏蓋を地盤代わりにしたのとまったく同じ原理。

裏蓋や文字盤が2役買っているわけです。

1972年に初めて誕生したロイヤルオークの40周年を記念して登場したエクストラシンなる薄型2針モデルでも8.1ミリという厚さですから、

永久カレンダーを載せた同新作モデルがそれよりも薄いということに違和感を覚えます。

もちろん悪い意味ではないんですが、この薄さ、つけてみるとかなりすごい。

デメリットとしては防水性とケースのサイズ。

防水性20メートルは生活防水としては問題ないんですが、少し少ない。

とは41ミリという大きさはロイヤルオークの場合少し腕に馴染みにくい人がいるかもしれない。

ロイヤルオークの特徴であるケースからラグの形状的に腕の細い日本人には41ミリは少し空間が出来てしまう可能性があるのです。

この辺はお店で試着しないと何とも言えない領域なんですが、そんなこと気にならないくらいいい腕時計なんですけどね。

少々はコショウなんです。

というわけで、2018年のロイヤルオークの永久カレンダーモデルですが、とにかくすごい技術がつぎ込まれています。

ケース素材もプラチナを使用しているため、1000万円近くする可能性もありますが、試着はタダですからねw

是非会社帰りにでもお立ち寄りください。