ダイバーズウォッチのベゼルは回転するようになっています。

なぜでしょうか?

ダイバーズウォッチの回転ベゼルはダイバーが何分水中に潜ったかを計る重要な物差しで、最近のスイスメーカーの回転ベゼルのほとんどには逆回転防止装置が内蔵されています。

逆回転すると潜った時間が短く計測され、ダイバーの命を危険にさらすことになるのでそういった配慮がされています。

そういったわけで、ダイバーズウォッチには逆回転防止ベゼルが搭載され、時計自体も大きくなっています。

もし回転ベゼルがなかったら腕時計はもっと小さく小ぶりに出来るのに。

実は1968年にジャガールクルトが発表した『メモボックス・ポラリス』に回転ベゼルを必要としない機能が搭載されたモデルが存在します。

ジャガールクルトオリジナルポラリスメモボックス1968

このモデルなんですが、ジャガールクルトの得意技であるアラーム機能が内蔵されています。

こりゃ一本取られたw

ダイバーズウォッチにアラーム機能があれば回転ベゼルはいらない、もしくは援護的に存在できますから、腕時計も小さく設計できるようになります。

これを見て僕は少し震え上がったw

とまではいきませんがすごいアイディアだなと感心しました。

これが1968年に登場しているわけですから、ジャガールクルトはやはり他とは視点が違うなと。

ジャガールクルト ポラリス メモボックス Ref.Q9038670

ジャガールクルト ポラリス メモボックス Ref.Q9038670

ジャガールクルト ポラリス メモボックス Ref.Q9038670



そしてこれが現代によみがえった1968年のオリジナルを再現したポラリス メモボックス Ref.Q9038670。

アラーム音を大きくするためにトリプルケースバックも再現したという本格的な復刻版です。

水の中なので音の大きさは重要なんでしょうかね。

2時位置にあるリューズでアラーム機能を管理する仕組みになっています。

巻き上げやアラームの時刻設定などをそこで調節します。

ケースサイズは42ミリとダイバーズウォッチにしてはやはり少しこぶり。

ケース厚は15.9ミリと少し厚めなんですけどね。

世界限定1000本のリミテッドモデルなので欲しい人は急いだほうが良いでしょう。

さて、メモボックス、実は回転式ベゼルもついています。

どこに?

気付きにくいんですが、文字盤外周のが回転ベゼルになっています。

というわけでジャガールクルトのスポーツウォッチというのは珍しいんですが、最初見たときジャガールクルトだとはにわかに信じられませんでした。

1968年の復刻ということでオリジナルを知らない人も多いと思いますが、2018年になってジャガーさんもようやくスポーツ系にも手を広げてきました。

オリジナルモデルの復刻だけあって数に限りがあり、日本への割り当ても結構少ないらしい。

2018年いっぱいですぐになくなっちゃうでしょうね、おそらく。

というわけで、なつかしさも感じられるデザインのアラーム付きダイバーズでした。