これまでボーム&メルシエの腕時計を雑誌やウェブサイトで見てみても外装的な特徴について書いてあることが多かったんですが、2018年のボーム&メルシエはどうやら様子が少し違うようです。

2018年のSIHHで発表された新作のクリフトンはどうやらムーブメントにとても大きなメスを入れ、内側から腕時計を改善してきたのです。

ケープランドの日本限定モデルも同じく2018年に発表された日本を限定するクロノグラフはやはりバルジュー7753を使用した1本で、まったく悪くはないんですが、汎用ムーブメントを使用しているとメディアもやはりムーブメントについて書くことがあまりないのです。

僕はETAの汎用ムーブメントが好きで、昔買ったIWCのポルトギーゼのクロノグラフも美しさのみならず遅れ知らずの正確なムーブメントに惚れ惚れしていましたから。

『あれ、ETAってすごいじゃん。』

って思ったのはやはり日差がほとんどないのとオーバーホールを6年してないのに買ったときと同じ精度を保っていたことからだったので汎用ムーブメントに対する偏見は個人的にはありません。

とは言ってもボーム&メルシエが目指しているのはそこではなく、自社製ムーブメントとしての生きる道なのかもしれません。

それの始まりとなるかもしれないのが今回登場したクリフトンで、中のムーブメントはリシュモングループのムーブメントメーカー、ヴァルフルリエと共同開発したという高性能な機械、Cal.BM12-1975A。

クリフトン ボーマティック COSC Ref.M0A10436

クリフトン ボーマティック COSC Ref.M0A10436



クリフトン ボーマティック ツートーン Ref.M0A10401

クリフトン ボーマティック ツートーン Ref.M0A10401


そんな共同開発したというムーブメントなんですが、向きが逆になっているシリコンを結合させる『Twinspir』と呼ばれる技術を使用したシリコンヒゲゼンマイを使用しているのが特徴で、耐磁性や精度などが高いムーブメントが出来上がっているんですね。

その耐磁性は1500ガウスを誇り、精度もクロノメーター検定協会お墨付きのCOSC認定を受けたムーブメントに仕上がっています。

パワーリザーブも120時間と、5日間のロングリザーブを実現しています。

衝撃にも強く、高額な時計を販売する資金力のあるメーカーが生み出すようなムーブメントを製作し、2018年の新作としてクリフトン ボーマティックに搭載してきました。

40ミリのケースの3針+デイトモデルでこれまで通りシンプルなデザインにまとめられたシリーズでバリエーションもいくつか用意されています。