
ロレックスがケース素材に採用している素材に、
904Lと呼ばれる、ステンレスがあります。
実はこのステンレス、
スーパーステンレス
と呼ばれる、高価な素材でして、
普通のステンレスの上の上を行く高価で価値のある物質なのです。
通常、一般的に広まっている時計のステンレス素材は、
304と呼ばれる、キッチンのシンクなどで使われるようなステンレス。
その304に
モリブデン
を加えたものが、
316と呼ばれるステンレス。
そして、その316の炭素の含有量を減らしたのが、
316Lと呼ばれる、
医療用のメスなどに使われるステンレス
です。
そのステンレスを更に錆びにくい様に改良したのが
スーパーステンレスと呼ばれる904L
です。
316Lと904Lの大きな違いを比較してみると、
クロムという成分の含有量でしょうか。
316Lのクロム含有量が18%に対し、
904Lのクロム含有量は21%と、
904Lは、より金属アレルギー、強度に優れ、腐食に強い窒素を含んだステンレス鋼というわけです。
そして硬い。
鍛造で練り上げ、きめの細かいステンレスを磨くわけですから、
仕上がりはやはり綺麗になるわけです。
といったわけで、904Lのステンレス価格はやはりどうしても高騰してしまうわけです。
そして、ロレックスはこの904Lを90年代初頭に採用し始めました。
しかもすべてのモデルの時計に採用するという、
モデルによって手を抜かない姿勢をとっています。
これがロレックスがロレックスたる所以なのです。
904L ロレックス
ロレックス 116500LNの価格を見る
ということでこちらの新型デイトナ、
Ref.116500LN
も当然904Lが使われています。
このリファレンス末尾のLNはベゼルが黒いことを意味するわけですが、
デイトナのステンレスモデルで黒いベゼルは今までなかった。
新型デイトナは価格も高騰しています。
まあかっこいいからしょうがないんですが。。。
Ref.116500LNのレビュー動画です。
白文字盤と黒文字盤の比較動画です。
白文字盤。
やっぱりバランスが良い。
黒文字盤の方は、悪い男感がちょっと出ていてこっちもグー。
116500LN 白文字盤
116500LN 黒文字盤
白ダイヤルと黒ダイヤル、どちらがお好みですか?