
ここ最近僕はヴァシュロンの魅力に取りつかれているわけですが、今日も取りつかれた僕がお話しするのは、もちろんまたもやヴァシュロンw
しかも今日のはすごいです。
特にスペックが。
これまでにヴァシュロンの複雑機構を搭載したモデルを何本か紹介したことがあったんですが、今日もレ・キャビノティエでつくる受注生産モデル。
開発に10年を要したヴァシュロンコンスタンタンのCal.1860を搭載した、レ・キャビノティエ・シンフォニア・グラン・ソヌリ 1860 Ref.9200E/000G-B099
このモデルについて前回はお話ししたんですが、音が鳴る腕時計で、ミニッツリピーターとかが付いている1本。
ですが、『レ・キャビノティエ・セレスティア・アストロノミカル・グランド・コンプリケーション 3600』というモデルはそれをさらに超える複雑性とスペックを誇っています。
レ・キャビノティエ・セレスティア・アストロノミカル・グランド・コンプリケーション 3600 Ref.9720C/000G-B281
ということでこのモデル。
ダイヤルを見ると複雑な腕時計だということがよくわかります。
時計好きな人なら目玉が飛び出るくらい高いというのがお分かりになることでしょう。
実際受注生産で限られた人しか買えないモデルなので、家が買えるほど高いはず。
ということで全部を解説することは難しいので、どんな複雑機構が搭載されているかということのみお話しいたします。
といっても詳しくは書けませんが。
- 永久カレンダー
- デイ/ナイト表示
- ムーンフェイズ
- 月齢
- 均時差表示
- 日の出・入り
- 昼夜の長さ
- 四季
- 12星座
- 潮位表示
- 太陽 -地球 -月の位置関係
- 北半球の天空図
- トゥールビヨン
- 3週間パワーリザーブ
- パワーリザーブインジケーター
もはやめんどくさくて説明することが出来ないw
これだけの複雑機構を搭載した腕時計ならおそらく億いってもおかしくない。
これだけのコンプリケーションが載せられたモデルですから、裏面も使用しないと表示しきれなかったわけです。
なのでこんな感じで裏面に天空図が表されています。
これはもはや着用するにはリスクしかない1本w
もし持っていたとしても絶対に腕にして外出しないほうが良い。
なくす、ぶつける、とられる、壊すなどのリスクばかりで、持って出かけるメリットはあまりないw
実際この腕時計はこれだけのコンプリケーションが詰め込まれていながら、ムーブメントの厚みは8.7mmしかなく、腕時計の厚みも13.6mmしかない。
香箱も6つ搭載されて、パワーリザーブも3週間あるのにも関わらずだw
ムーブメント開発に5年を費やしたというこの1本。
少なく見積もっても5000万円はするんじゃないでしょうかね。
保険をかけたくなる腕時計だ。