
2017年に発表されたヴァシュロンコンスタンタンの腕時計はどれも評判が高い。
ヴァシュロンといえば複雑機構を次々に放つブランドとして名高い老舗メーカーですが、2017年もすごい作品がお目見えしました。
2015年にコンプリケーション、つまり複雑機構と呼ばれる複雑な機構(そのままw)を53個も搭載した腕時計を発表したばかりですが、2017年もそれに準ずる作品がいろいろ出てきました。
ヴァシュロンコンスタンタンのブースに行く人はやっぱりそれが目当てなんじゃないでしょうか?
2017年のヴァシュロンのブースで発表されたのは、
レ・キャビノティエ・シンフォニア・グラン・ソヌリ 1860 Ref.9200E/000G-B099
開発に10年を要したヴァシュロンコンスタンタンのCal.1860を搭載した、レ・キャビノティエ・シンフォニア・グラン・ソヌリ 1860 Ref.9200E/000G-B099
グランソヌリやプチソヌリ、ミニッツリピーターが搭載されたモデルで、音をテーマとした複雑時計。
レ・キャビノティエと呼ばれる1つ1つ受注生産する工房で作られた腕時計で、かなり高級な1本だと思われます。
レ・キャビノティエ・セレスティア・アストロノミカル・グランド・コンプリケーション 3600 Ref.9720C/000G-B281
シンフォニアよりもさらに複雑なのがこれ。
レ・キャビノティエで制作される腕時計でめちゃくちゃ複雑な機構がこれでもかと掻き揚げ以上に入っている。
しかもムーブメントが小さい。
これはまさに人間の英知といえる複雑極まりない腕時計。
メティエ・ダール・コペルニク・スフェール・セレスト 2460 RT・7600U/000G-B211、7600U/000G-B212、7600U/000G-B226
7600U/000G-B211
7600U/000G-B212
7600U/000G-B226
これは上の2モデルほど複雑ではありませんが、文字盤デザインなどに非常に手がかかっているモデルで、コレクション性のある腕時計です。
芸術作品といえる1モデルですが、3種類の文字盤で展開されているので、お金がある人は3つ買ってしまうであろうモデル。
トラディショナル・クロノグラフ・パーペチュアルカレンダー Ref.5000T/000R-B304
名前の通り、伝統的な文字盤を使用した永久カレンダー搭載のクロノグラフ。
うるう年などを計算した複雑なトリプルカレンダーで、ゴールドのムーンフェイズもコストがかかっている1本。
一般的に買えるモデルではあるんですが、やはりかなりまとまった金額が必要であろう1本。
ヴァシュロンなので、同じスペックを持った腕時計なら、他社の倍くらいしてしまうわけですが、このモデルも例外なく高いw
パトリモニー・ムーンフェイズ&レトログラード・デイト Ref.4010U/000R-B329
2017年の新作ヴァシュロンコンスタンタン、18Kピンクゴールドのパトリモニー・ムーンフェイズ&レトログラード・デイト Ref.4010U/000R-B329
そして次はパトリモニーに、ムーンフェイズとレトログラード方式のポインターデイト機能が付いたモデル。
しかもゴールドケース。
そりゃあ高いですw
でもこのモデルはシンプルで美しいドレスウォッチのパトリモニーに僕の好きな機構が2つ追加されたモデルなので、一番バランスがいいんじゃないかなと思う1本。
2017年に発表されたモデルの中では。
オーヴァーシーズ Ref.4500V/000M-B127、オーヴァーシーズ クロノグラフ Ref.5500V/000M-B074
オーヴァーシーズ Ref.4500V/000M-B127
オーヴァーシーズ クロノグラフ Ref.5500V/000M-B074
そして次は、オーヴァーシーズのコンビモデル。
ピンクゴールドとステンレスコンビは確かに珍しい。
しかもこれがなかなかいい具合にマッチしているんですが、なにせヴァシュロンのコンビなので、ロレックスの全身18Kのデイトナと同じくらいの値段になっちゃいます。
しかもこのモデルはレザーストラップで、デイトナはゴールドのブレスレット。
つまり、金の使用量が断然にロレックスの方が多いのに同じ値段。
それだけブランドの価値がすさまじいというわけなんですが、このモデルも1本かったら一生使っていきたくなるタイプの腕時計ではあるんですが、こじゃれたデザインで、ダンディな男性が好みそうな腕1本だ。
オーヴァーシーズ Ref.2300V/100A-B170
2017年新作モデル、ヴァシュロンコンスタンタン オーヴァーシーズ Ref.2300V/100A-B170 ブルーダイヤル 37mm・男女兼用スモールセコンド搭載モデル
5月に追加で登場したオーヴァーシーズのスモールセコンドモデル。
しかも37mmのケースサイズのモデルなので男女ともに使用できるシェアモデルとしても人気です。
青い文字盤、シンプルな3針、すべてがちょうどよい1本。
という感じで2017年に登場したヴァシュロンは名品揃い。
コンプリケーションはすごい作品ばかりだし、普段使いのモデルは痒い所に手が届くニーズに沿ったモデルが多かった。
ヴァシュロンコンスタンタンが3大時計ブランドの一つである理由はやっぱりこの複雑時計の開発力を持ち続けている点からでしょうかね。
1755年から続く歴史のなかで。