
2017年はオメガにとってとても大きな1年でした。
こちらの記事でも紹介しているですが、1957年にオメガはシーマスター300、レイルマスター、スピードマスターが新たなラインナップとして登場し、60周年を迎えたのが2017年。
オメガとしてはやっぱり特別モデルを登場させなければなりません。
それで登場したのがこの3部作として登場した特別モデルなんですが、これ以外にも特別モデルのスピードマスターが誕生しています。
60周年を記念したモデルではないんですがこのモデルにしかない特徴を持った面白いスピードマスター。
オメガは毎年スピードマスターに新たなラインナップを加えているので毎年、特別なモデルが出ているので特別感があるというわけではありませんが、
自分に合ったモデルというのが結構多いかもしれません。
僕もスピマスの中にはあまり好きじゃないモデルもあるし、逆に大好きなタイプのモデルもたくさんあります。
ということで今日は2017年に登場したナイスなスピードマスターについて。
スピードマスター レーシング コーアクシャル マスタークロノメーター Ref.329.30.44.51.04.001
このモデルなんですが、すでにミニッツトラックが特殊な感じです。
細かい目盛りでコンマ以下の計測も可能ということでしょうか?
なんにせよ、よりスポーティなデザインをしている。
インデックスバーも内側が少しとがっていっている『アロードインデックス』が採用されています。
このスピマスの一番の特殊な部分はセラミックベゼルにエナメルを流し込んであるところ。
このモデルにしか使用されてない仕様。
セラミック製の堅いベゼルは現代の時計では普通に使用されている装備ですが、このスピマスはベゼルにレーザーをあて、タキメーターの数字の溝をつくり、その中にエナメルを流し込んで800度で手焼きしています。
特許も取得している技術で、スピマスではこのモデルにしか採用されていないベゼル。
名機Cal.9900を搭載しています。
コーアクシャルエスケープメントを載せていて、60時間のパワーリザーブも搭載しています。
近年のロングリザーブ化に比べれば少々短めですが、オメガにしては長い。
なによりオメガの精度と耐久性、メンテナンス性を考慮すれば60時間くらいなら文句はないんですが、もう少し長くてもいいかなw
ということで、オーソドックスなカラーリングのスピードマスター。
タキメーターの数値がエナメルで加工してあるのがやっぱり魅力的です。
毎年こういった特殊なスピードマスターを出しているので、把握するのが難しいでしょうね、プロでも。
あと価格もどんどん高騰しています。
今では100万円近くするモデルも多く、デイトナの値段にも近づいてきています。
デイトナと比べても遜色ないのがスピマスなんですけどね。
オメガはコスパが最高です。