
茶色い腕時計が好きですか?
茶色という色は腕時計の中では特別エディションによく使用されるカラーで、オーデマピゲのロイヤルオークの新色や、パネライのルミノールもたばこブラウンと呼ばれる文字盤のモデルが数少ないながらも存在するし、なかなか見かける色じゃありません。
それだけにブラウンをテーマにした腕時計はなかなか貴重です。
ステンレスモデルで多かった、ホワイト、ブラック、ブルーの文字盤が装備されたロイヤルオークにもブラウンのダイヤルがセットされたモデルが最近登場しました。
オーデマピゲ ロイヤルオーク オフショア ブラウン Ref.26470ST.OO.A820CR.01
このモデル。
ロイヤルオークのオフショアモデル。
そもそもショアとはどういう意味なんでしょうか?
『SHORE』というスペルを持つこの言葉は海岸を意味する言葉で、オフショアは海岸から離れているという意味。
つまりダイバーズ/シーウォッチという位置づけなのがロイヤルオークのオフショア。
クロノグラフ機能を携えたちょっとがっしりした印象を与える1本ですがなかなか大人っぽくてあったかい感じの1本。
茶色は落ち着いたカラーなので、時計全体で大人っぽい。
そう見えるには各所にいろいろなこだわりのある加工を施してあるから。
まずはリューズとプッシャー。
黒いのはご想像の通り、セラミックを使用しているからなんですが、異素材を腕時計に使用するのはウブロのビッグバンやクラシックフュージョンだけじゃありません。
こういった流れは多くのメーカーでケースとベゼルを別素材にしているところでよく見られます。
そして文字盤と同じテーマのブラウンレザーストラップ。
アリゲーターレザーを使用した最高級の素材ですが、靴に施す加工であるパティネ仕上げが施されているので、高級な革靴のレザーを腕に巻いている感じでしょうか。
IWCでも腕時計へのこだわりから、レザーストラップをイタリアのサントーニ社製のものにするなど、時計全体で素材にこだわっています。
そんな高級志向の流れにある現代でオーデマピゲも随所にこだわったモデルをブラウン文字盤で新色として発表。
細かいタペストリーもロイヤルオークオフショアでは大きくなり文字盤の色もあいまってチョコレートのように見えるおいしそうなダイヤルに仕上げてあります。
ビターチョコという感じ。
ちなみにケースサイズは42ミリ。
大きそうに見えて実際はそこまで大きくありません。
富裕層に向けたブランドなのでやはり冒険するほど大きな腕時計はロイヤルオークにはあまりありません。
パワーリザーブも格別長くはなく、50時間という可もなく不可もない長さ。
雲上にはこういう仕様が多いですが、ロイヤルオークは持ってるだけでうれしいので40時間くらいのパワーリザーブでも僕なら気にならないと思いますw
ブラウンというカラーリングはなかなか出しているメーカーも少ないのでやはり特別感があります。
腕にしてても暖かい印象を与えてくれるのも冬にはいいかもしれません。