
オメガのスピードマスターは、
おそらく誰もが一度は購入を検討したことがある腕時計なのではないかと思う。
クロノグラフというほとんどの男性が好きなスタイルで、
オメガという焼き印付き。
価格帯も非常に安価で、
高校生、大学生、社会人になってからもオメガのスピマスやっぱり一つ欲しい腕時計。
僕が好きなのはブロードアローのスピマス。
なんてったって、見た感じがやっぱり初代のスピマスに似ているから。
ベゼルもステンレスむき出しで、
1957年の初代を彷彿とさせる。
見た感じどれも同じに見えるスピードマスターも実はいろいろな種類が存在する。
基本デザインが変わらないスピードマスターにも高級ラインがあるみたい。
今回お見せしたこのブロードアローのスピマスもその高級ラインに位置する。
Cal.3303を搭載した初代風味なこのスピマスですが、
中身にお金がかかっている。
オメガのCal.3303はベースとなるムーブメントはフレデリックピゲのクロノグラフムーブメントを使用している。
汎用のETAではない点。
これが高級な理由。
6時位置にデイト表示があるのがその特徴。
スピードマスターには3時位置、5時位置にデイトが付いているクロノグラフが存在するが、
どちらもETAのムーブメントをベースとしている。
ETAなので安定性があり故障の少ないムーブメントではある。
汎用ムーブメントだという点で6時位置にデイト表示のある、
フレデリックピゲ製ムーブベースのスピマスとは少しラインが違う。
この3551.50と呼ばれるスピマスブロードアローは、
スピードマスタープロフェッショナル 3570.50をベースに作られている。
らしい。
ベゼルも違うし、ムーブメントも手巻きと自動巻きで全然違うのに、
どういう風にベースとなったのかよくわからなかったのですが、
とりあえずステンレスベゼルのブロードアローはやっぱり黒ベゼルモデルとは一味も二味も違う。
初代と似てはいるものの、
ケースの大きさや風防の種類も現代風にサファイアクリスタルに変わっている。
僕はそういうのが好き。
というかプラスチック風防が好きではない。
あと現代の高い精度というのもやっぱり必要。
アンティーク時計はまあまあ好きですが、
実用性のない物だったりするとやっぱり敬遠してしまう。
- ケース直径: 42mm
- ケース厚: mm
- ムーブメント: 自動巻きCal.3303
- パワーリザーブ: 55時間
- ケース素材: ステンレス
- 防水性: 100m
スペックはこんな感じ。
何と言ってもこのモデルの持ち味はむき出しベゼルと、
ムーブメントのCal.3303。
2001年ごろ発表されたオートマチックスピマスで、
現行のスピマスの自動巻きは3種類あるそうだ。
ETA2890とクロノグラフモジュールを合体させたCal.1140系、
単純にETA7750をベースにしたCal.1150系、
あとはこのブロードアローに搭載されたフレデリックピゲベースのクロノグラフムーブメント。
この3つ目がやはり高級ライン。
ムーブメントの特徴としては、
スタート、ストップのプッシャーを押したときに感触に違いがあること。
Cal.3303ではピラー・ホイール式なのでピラー式のクロノグラフムーブメントに比べ、
押したときのカチっという感覚は少ない。
あと、プッシャーを押したときのストロークが少ないのも特徴。
計測ラグを減らすための設計。
これらの理由などから、
僕はこのブロードアローモデルのスピマスが一番好きかもしれない。
まずは見た目で気に入ったのが理由でしたが、
ムーブメントにちょっと惚れた感じですかね。
このブロードアローには実は白文字盤も存在する。
針やインデックスには青い差し色が使用され、
ひじょおおおおうにかっこいいスタイルに仕上がっている。
価格も黒文字盤に比べ高い。
これは納得がいく。
僕はベゼルがむき出しで、ブロードアローで、
ムーブメントがCal.3300系なら文字盤の色はあまり気にならないが、
白文字盤の方がちょっとだけオシャレでかっこいい気がする。
もしオメガのスピードマスターが欲しい人はこの2種類が一番おすすめ。