
オメガは快進撃を続けている。
別に快進撃ということではないのかもしれませんが、
僕にとってはコーアクシャル機構を独占生産する技術と、
15000ガウス以上の耐磁性を保証するムーブメントを組み合わせた心臓部を、
量産しているところがすごいなと。
すごいなと。
あ、2回言っちゃった!
そしてロレックスみたいに、
オメガに独自のゴールドが存在する。
『セドナゴールド』
と呼ばれるローズゴールドで、
これもロレックスのエバーローズゴールドと同様に、
色褪せない金を目指して作られた。
18金という素材は24分割のうちの18という意味で、
18/24、すなわち75%が純金ということ。
金無垢時計と良く言われることがあるのですが、
正確には金無垢とは24/24という意味で純金のみで作られたケースというのは存在しないので、
表現としては間違っているわけです。
というので18金時計という表現が正しい。
そして残りの25パーセントに何を使用するかで、
ホワイトゴールドになったりイエローゴールドになったりする。
セドナゴールドとは?
セドナゴールドになるには残りの25パーセントを何で占めているか?
という疑問が沸くと思いますが、
残りは銅とパラジウムです。
それ以外にも混ぜ物があるかもしれませんが、
セドナゴールドの色を作り、
耐蝕性を保持するための素材はこの2つ。
銅を混ぜるとゴールドに赤みが入る。
これだけだとローズゴールドで終わりなんですが、
パラジウムを混ぜることによって、
化学反応的には色が褪せないローズゴールドが出来るという。
因みにロレックスのエヴァーローズゴールドにはプラチナが配合されている。
このせいでロレックスのエヴァーローズゴールドは少し色が薄いのかなと。
綺麗なんですけどね。
これはロレックスのエヴァーローズゴールド。
ピンクゴールドがなかなか綺麗。
名前からもわかるように、
ずっと、エヴァーに、ローズゴールドを保ちますよー。
ということ。
こっちはオメガのセドナゴールド。
少々赤みが強いのがよくわかる。
何を含有するかで色が全く変わるところがやっぱり面白いなあと。
ホワイトシルバー色のホワイトゴールドも実は75%はゴールド。
残りの25パーセントにパラジウム系であるシルバーなどを多く含有しているので、ああいう色になるらしい。
これが不思議。
話がそれてしまいましたが、
セドナゴールドは特許を取得した素材。
スピードマスターのみならず、
コンステレーションやシーマスターなどなど、
幅広いモデルで使用され、
いつまでも美しい18金ゴールドのオメガを生み出しているわけです。
ちなみにセドナとはイヌイット神話の女神や小惑星の名前で、
こちらを意味しているかは定かではありません。
もしかしたらどちらの意味でもないのかも。