
時計に付いたカレンダー機能はみなさん使用されるでしょうか。
僕はデイト付きクロノグラフを良く腕に着けていますが、
あまり日付までは見ないというのが実情でして。
なぜかというと、
うっかり八兵衛じゃないですけど、
うっかり月が終わってみると日付がずれているということがあるので、
あまりあてにはしない様にしているわけです。
これじゃあせっかくの機能がもったいないというもの。
通常のカレンダー機能は1から31までの日付ディスクが回転して日付を表示しているわけですが、
30日までの月で31日が表示されてずれるわけです。
永久カレンダーという対策もあるわけですが、
それだと値段が上がりすぎてしまう。
年次カレンダーならそういう問題を解決するすべになるのではないかと思うのです。
IWCで永久カレンダーが付いていると中古のポルシェが買えてしまうほどしますからね。
これはポルトギーゼの年次カレンダー。
アニュアルカレンダーとも呼ばれている。
通常のカレンダー機能はひと月を31日で区切っているので月によって誤差が出るわけですが、
年次カレンダーは区切りを1年にしている。
ということは3月1日以外はカレンダーを操作しなくてもよいことになる。
これが年次カレンダーの良いところだ。
これも一応複雑機構と呼ばれるのだと思われる。
これだけ手が込んでいると時計もやはり少し高くなるが、
パーペチュアルほどではない。
そういえばブライトリングにモンブリランオリンパスと呼ばれるセミパーペチュアル機能を搭載した珍しいモデルが存在する。
セミパーペチュアルとは年次カレンダーとパーペチュアルカレンダーの間を取ったようなもので、
1461日(4年)を1サイクルとして計算された時計で、
4年に一度しかカレンダーを調整しなくてよい。
というかなり便利な腕時計も存在する。
ブライトリングといえばベッカムのコマーシャルで有名。 かっこいいクロノグラフといえばこのスイスの老舗ブランドが …
まあなんにせよ年次カレンダー以上の機構がついているととても便利だ。
こんな風にポルトギーゼの美しい時計にこういった便利な機能がついているとかなり魅力的に見える。
これはステンレスモデル。
文字盤上のインダイヤルで左にあるのがスモールセコンド。
右にあるのが7デイズのパワーリザーブインジケーター。
そう、168時間という長いリザーブを誇る。
ムーブメントは自動巻きCal.52850が44.2mmのケースに収まっている。
もちろん自社製ムーブメントだ。
ペラトン巻き上げ機構を採用し巻き上げ効率もかなり良い。
2,3日でフルまで巻き上がる。
年次カレンダーが付いていると時計を使用せず止めてしまうのはもったいない。
というのでこの7デイズのロングリザーブはかなり役に立つ。
image by eye-eye-isuzu.com
腕にするとこんな感じ。
合い文字盤のモデルもかなりかっこいい。
このトリプルカレンダー具合がすごく高そうに見える。
とくにこの青文字盤のモデルはホワイトゴールドかな?
と錯覚してしまいそうだ。
image by www.jw-oomiya.co.jp
裏はシースルーになっていてローターの巻き上げや機械の動きを楽しめるようになっている。
ローターには18Kのメダルが埋め込まれている。
これは18Kレッドゴールドモデルだけじゃなく、
ステンレスモデルのアニュアルカレンダーポルトギーゼにも共通でこの仕様。
ここのまたコストがかかっている。
とにかく美しく、
カレンダー機能がメインのノンクロノで、
ステンレスなら価格もそこまでしない。
綺麗なシリーズポルトギーゼでコンプリケーションを楽しみたいならぜひおすすめモデルだ。