
スピードマスターを普段使いしたいというのであれば、
デイト付きがいいんじゃないかなと思う。
もちろんパーペチュアルやアニュアルカレンダーのような、
高額で複雑なデイト表示が全く必要なしなしで、
小の月の翌月一日に変更すればよいのです。
確かにアニュアルカレンダーは便利がかなり良く、
年に一度だけカレンダーを変えれば済むという優れものですが、
反対に言うと、年に5回日付変更を忘れなければ良いだけとも言える。
スピードマスターのいいところは、
精度や実用性、ブランドがあるのに、
非常に安いところ。
3210.50と呼ばれるこのスピードマスターも日付つきのおすすめの1本。
どうお勧めかというと、
まず、スピードマスターという点。
あまりこだわりがない一般的な社会では、
お、オメガですね、お目ーが高いなんて言われたりする。
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そう、あまり中のムーブメントについて言われたりするわけじゃない。
コンビにとか本屋のお姉さんに、
お、オメガのスピマス、それムーブメントは何ベース?
なんて言われたりもしない。
オメガを持っているとやっぱり優越感がある程度味わえるわけです。
ではなんでこんなに安いのかというと、
このモデルのスピマスはETA7750というムーブメントをベースに改良したものを載せているから。
これが時計が安くなる理由。
悪いからではなく、汎用ムーブメントと言われるように、
とても広く利用されているムーブメントで、数がありふれているから。
むしろ質はかなりいいんですよ。ETAの7750は。
というのも、悪いところが出尽くしていて、ムーブメントとして故障が少なく精度も非常に高い。
ただ広く多く使われているというだけで安い。
実際、IWCのポルトギーゼクロノグラフもETA7750の改良版ですからね。
だからそこがメリットであってデメリット。
クロノメーター認定を受けた高精度のムーブメントに仕上げられているのに、
ETA7750だからとあざける人がいるのと、売るときにETA7750ベースだからという感じで高値はあまりつかない。
時計本来の目的は時間を測ることなので、その点だと超が付くほど優秀なのに。
そのへんが矛盾してる感じ。
安定度もかなり高い。
あとETA7750はカスタマイズしやすい作りになっていて、
メンテナンス性も本当に高いんですな。
なので、ETA7750ベースという点を気にするかしないかが、
この時計を検討する上でのポイントになってくる。
そして、そこを気にするかしないかは価格帯によるんじゃないかなと思う。
中古であれば20万円を切っている個体もあるので、
そこはIWCのポルトギーゼクロノグラフの半分以下の値段なのでお得感はあると思う。
ただ30万円を超えると少し僕だったら迷うところかなと。
時計としてはかなり優秀なんですけど。
クロノメーター認定を受けているというのもかなり大きなポイント。
まああとは価格次第。
程度にもよるんですが、
25万円を切ったらお買い得感がある。
- ケース直径: 40mm
- ケース厚: mm
- ムーブメント: 自動巻きCal.1164
- パワーリザーブ: 時間
- ケース素材: ステンレス
- 風防: サファイアクリスタル
- 防水性: 100m
因みにスペックはこんな感じ。
大きさは40mmなんですな。
万人受けする大きさといえばそう。
インダイヤルやデイトの配置が通常のスピマスとは全然違うユニークな1本ではある。
同じスピマスでも被らないモデルだ。