
48mmのビッグパイロット。
僕はこれが好き。
大きなラウンドフェイスのケースはポルトギーゼ流れを汲んでいる。
というのは僕が勝手に言っていることですか、
ラグからラグへの曲線は非常によく似ている。
IWCのパイロットウォッチはケースの形状がすでにドレスウォッチっぽい。
そこから派生していく数々のラインナップはやはりどれも一定の美しさを持っている。
これは世界限定1000本の希少なモデル。
確かに針の色使いとか文字盤のぼかした感じとか通常のラインナップっぽくはない。
美しくなめらかなケースの形状のことはお話ししたばかりですが、
素材にもこだわりを見せる。
一見してステンレスにはやはり見えない。
時計に詳しい人にはすぐにお分かりだと思いますが、
これはチタン素材のケース。
しかも軽量素材。
時計自体の重さも120gと軽い。
これは、
『ビッグ・パイロット・ウォッチ 52 T.S.C.』
と呼ばれる1940年代に生まれた腕時計。
軍用飛行監視要員向けに作られたモデルで、
1000本限定のビッグパイロットはこのモデルの復刻版である。
青いフチのハンズもそこからきている。
全体的に反射を抑えた色合いになっている。
ケース素材によるところがおおきのかな。
裏蓋には残りのリザーブ時間が覗ける小窓があって、
ユニークなデザインが施してある。
外観上は結構似ているが、
スペックは192時間のパワーリザーブを誇り、
8デイズのロングリザーブにパワーアップしている。
というわけで裏蓋からパワーリザーブインジケーターが覗ける仕組みになっている。
このシャープな長針がかっこいい。
反射の少ないデザインですが、
ガラスにも無反射コーティングがしてある。
しかも両面。
48mmのケースでこの針、
そして無反射ガラス、
視認性はかなり高い。
- ケース直径: 48mm
- ケース厚: 14.5mm
- ムーブメント: 手巻き、Cal.59215
- パワーリザーブ: 192時間(8日間)
- ケース素材: 軽量チタン(時計の重さ124g)
- 防水性: 60m
スペックはこんな感じ。
かなり実用面を重視した実力派という感じ。
image by eye-eye-isuzu.com
これはめちゃくちゃでかい。
しかしこの存在感がデカウォッチの魅力。
スモールセコンドにデイトが付いている点もちょっとうれしい。
世界限定1000本のごくデカのパイロットウォッチ。
おさらいすると48mm。
本当に大きいのでパイロットの気分を味わえそうな腕時計だ。
通常ではあまりない仕様が採用されているのでそういう点もうれぴーだめもりーだ。