
オーデマピゲの良いところはシリーズが少ないところ。
ここがネックになるという意見もありますが、確かに選ぶ楽しみという点や幅広いユーザーを増やす点では不利になるかもしれない。
ですがメリットを考えると、そのブランドのイメージが統一されるというのが結構大きい。
パネライなんかはいい例ですね。
ラジオミールとルミノールの2種類しか基本的には存在しませんが、それだけでバリエーションを増やしているので非常にニッチに対応できます。
同じルミノールでもダイバーズになったりドレスウォッチになったり、幅広いのにブランドがまとまっています。
いろいろなタイプのモデルを生み出すと安いモデルやダサいモデルなども出てきて、ブランド全体で価値が低く見られたりするこもあります。
高級車ばかり作っていたメーカーが4ドアの家族車を作るのと似ています。
その辺、オーデマピゲはバリエーションをほぼロイヤルオークとジュールオーデマに絞っていて、ドレス系とスポーツドレスというカテゴリに分けつつ、派生モデルでオフショアを作って完全にスポーツという風に分けているので、カテゴリーはうまく分散しすみわけしています。
パネライと同じですね。
それと、オーデマピゲは素材にも幅広さを持たせずに、得意の18Kピンクゴールドとステンレスで高級な腕時計をうみだしていますから、ステンレスでさえ素晴らしいんですよね、作りが。
ジェラルドジェンタさんのデザインがすごいというのもあるんですが、ステンレスモデルに永久カレンダーを載せるくらいステンレススティールのモデルの完成度が高い。
Cal.2120/2802と呼ばれるムーブメントはCal.2121をベースとしたムーブメントで素材を問わず幅広く搭載されているパーペチュアルカレンダーとムーンフェイズを合わせたキャリバーです。
ロイヤルオーク パーペチュアルカレンダー 39mm 白文字盤 Ref.25820ST.OO.0944ST.03
複雑機構がこういう感じでステンレスのケースい普通に搭載されています。
永久カレンダーは通常はゴールドとかですからね。
価格の問題でもステンレスだといいんですよね。
ゴールドが好きじゃないという人はたくさんいるので、時計界全体でステンレスでコンプリケーションというのをもっと増やしてほしい。
トゥールビヨンが良い例。
トゥールビヨンは大抵ゴールドケースやプラチナケースなので極端に価格が上昇しますからね。
ロイヤルオーク パーペチュアルカレンダー 39mm ダークブルー文字盤 Ref.25820ST.OO.0944ST.04
そしてダークブルー。
青文字盤はありますが、ダークブルーはない。
ちょっと緑入ってる感じですが、時々こういう特別カラーを出してきます、オーデマさんは。
ピンク文字盤も稀に使用されていますが、そういう感じ。
ロイヤルオーク パーペチュアルカレンダー 39mm 青文字盤 Ref.25820ST.OO.0944ST.05
青文字盤。
これがロイヤルオークの通常のブルーダイヤル。
普通にかっこいい。
青いタペストリー文字盤を見ると精神と時の部屋を思い出すのは僕だけでしょうか?w
というわけでステンレスなのに永久カレンダーとムーンフェイズが詰め込まれたオーデマピゲならではのモデル3本。
ダークブルーの文字盤がなんだか気になる人もいるんじゃなかろうか。。
な1本でした。