
IWCにみなさんどんなイメージを抱いているでしょうか?
僕はこのブランドのイメージは、
とにかく僕好みのキレイな腕時計を作るという印象で、
各シリーズで独特の違った雰囲気は出しているが、
最後はキレイにまとめあげられたデザインが気に入っていた。
恐らくIWCが好きな人たちは僕と同様、
そういう、シンプルできれい目なドレススタイル及び、
IWCが放つ、他とは違う雰囲気がとても気に入っていたんだと思う。
実はIWCはカレンダーに強いブランド。
永久カレンダー、年次カレンダーなどの複雑機構をいろいろバリエーションを増やして搭載している。
1980年代に登場した、たった83個の部品で作り上げられた永久カレンダーモジュールを搭載したダヴィンチ。
カレンダー系の複雑機構を搭載する種類も、
ポルトギーゼ、パイロットウォッチと増やしていき、
パーペチュアルカレンダーやアニュアルカレンダーの存在感を高めている。
例えば上に添付した画像はポルトギーゼの永久カレンダーモデルで、
2つの窓からそれぞれ数字が覗ける。
これは永久カレンダーで、
通常、月の名前は英語で表されるのに対し、
これは月も数字で表現される。
こういう数字だけの表現をデジタル表示という。
デジタルとモデル名に書いてあるが、
クオーツで動いているいう意味ではないので安心していただきたい。
デジタル表示の良いところは、
我々日本人は月の表現を数字でする。
1月、2月、3月というふうに。
海外、主に西洋文化の国は、
Jan、Feb、Marというふうに月を表す。
(言語によって多少違いがある)
これを翻訳して日本流の月に表すという作業を無意識下で頭のなかでやっている。
そういう面でもデジタル表示というのはありがたい。
視認性、認識性があがる。
6時位置にあるのはスモールセコンド。
その中の小窓の数字はうるう年を表す。
Lになればうるう年ということ。
他のIWCのパーペチュアルカレンダーとは違い、
西暦表示はない仕様。
まあ、通常は永久カレンダーでも、
西暦表示はないので普通かも知れないが、
IWCの永久カレンダーは特殊なので、
西暦表示のありなしでも好みが別れる。
僕だったら西暦表示はいらない。
パーペチュアルカレンダーというもの自体が贅沢品だと思っているくらいだw
だけどこういう高い技術を持っているメーカーの時計というのは、
シリーズ関係なく信用がおける。
これは搭載されている自社製ムーブメント、
Cal.89801だ。
二重爪巻き上げ機構で巻き上げ効率の上がったパワーリザーブは68時間。
スペックはこんな感じ。
- ケース直径: 45mm
- ケース厚: 16.5mm
- ムーブメント: 自動巻きCal.89801
- パワーリザーブ: 68時間
- ケース素材: 18Kレッドゴールド
- 防水性: 30m
防水性は低いが生活防水には全く問題ない。
これを着けてシャワーしなければ良いw
この手の複雑機構を搭載した時計はスペックうんぬんじゃないが、
高い基本性能を誇っている。
おっと、もう一つフライバック機能付きのクロノグラフ機構も搭載されているのを忘れていた。
これは12時位置にあるインダイヤルのクロノグラフ計測メーター。
最近は針が2本付いていて、
アワーカウンターとミニッツカウンターを同軸上に置くクロノグラフが多く、
時計を読むように経過時間を読める。
カラー展開は数種類ある。
黒文字盤と白文字盤は75本の限定モデル。
ネイビー文字盤は250本の限定。
ポルトギーゼ誕生75周年を記念して作られたリミテッドモデルの一つだ。
ポルトギーゼという腕時計は世界で一番美しいという形容詞が与えられた腕時計。 与えたのは僕w 僕以外にもきっとい …
これもその一つ。
現代風に古典的デザインを受け継いだ今回のゴールドポルトギーゼ。
定価の530万円を優に下回る価格で販売されている。
75本しか存在しないので、
中古しか出回らなくなるのも早いと思うが、
18Kレッドゴールド製だし、
中古だとお手頃で狙い目かもしれない。