
僕は朝起きるのが苦手だったが、
30を過ぎるとそれがCHA・LA ヘッチャラになった。
目覚ましも効かず、
家族に何度も起こしてもらうということが日常茶飯事だった。
この寝坊助もIWCのGSTアラームを着用して寝てたら変わっていたかもしれない。
ということはなく、
相も変わらず眠り続けたことだろう。
これがIWCが6、7年間しか生産しなかったGSTアラームというモデル。
GSTはポルシェデザインとの提携解消後に、伝説的に生まれたシリーズで、
数種類のラインナップがGSTシリーズから誕生している。
IWCの主要モデルは6種類。 ポルトギーゼ、ダヴィンチ、ポートフィノ、アクアタイマー、インヂュニア、パイロット …
GSTシリーズのラインナップについてはこちらの記事を参照あれ。
そのなかの一つがGSTアラームで、
GSTのなかでも僕が一番好きなモデル。
その一番の理由に挙げられるのが、
ムーブメントにジャガールクルトのものを使っているから。
Cal.917と呼ばれるアラーム付きのムーブメントで、
このムーブメントはいろいろなメーカーに供給された経緯がある。
しかしこれがIWCに搭載されたのだから注目されないわけはない。
IWC x ジャガールクルトのダブルネームだから。
ロレックスとゼニスのような関係。
ゼニスベースのムーブメントCal.4030が搭載されていたデイトナ Ref.16520と同じ感じ。
GSTアラームの場合はそのままCal.917を載せていますが。
大きな特徴としてはやっぱり2つ大きなリューズが付いている点。
時間を調節する通常のリューズとアラーム管理するリューズ。
文字盤にある時針、分針、秒針とは違うもう1本の針。
先端が赤いのがアラーム針。
さきほども記述した様に、
このジャガールクルトのアラームムーブメントCal.917はその他のメーカーにも供給されていた。
そのままムーブメントを使用しているので、
ケース右側に2つの大きなリューズがあるデザインがある場合は、
このムーブメントを使用している可能性が高いのではと思う。
このGSTアラームにはステンレス製のみならず、
チタン製のモデルも存在する。
ステンレス製のモデルと比べると少々黒い。
金属アレルギー対策にはかなりお勧めできる。
流通量もステンレス製よりも多く、
価格もステンレス製に比べ安い。
らしい。
その辺のマーケティングのことはよくわからないが、
僕はこのGSTアラームは断然ステンレス製がお勧めだと思うが、
チタン製には、
マットな質感、グレイな色合い、他とは違う雰囲気がたっぷりある。
流通量が多いとのことなのでコレクションの一つとして持っておき、
数十年後に流通がなくなった時に綺麗な状態で持っておける1本として集めるのも良いかもしれない。
オメガのシューマッハモデルのスピマスも最初は全然人気がなかったらしい。
- ケース直径: 40mm
- ケース厚: mm
- ムーブメント: 自動巻きCal.917(ジャガールクルト製)
- パワーリザーブ: 時間
- ケース素材: ゴールド or ステンレス or チタン
- 防水性: m
スペックとして特筆すべきことはあまりない。
やはりこのモデルの売りは機械式のアラーム。
このデザインにやられた人も多いのではないでしょうか。
僕もそのひとり。
こんなアラーム音がする。
これ結構本格的なアラーム音。
もしかしたら本当に寝坊助でも起きれるかもしれない。
音と腕の振動のダブルコンボだ。