
IWCが誕生したのが1868年。
かなり長い歴史を持つ、美しい時計を作らせたら右にでるものはいないブランドとして、世界中の時計好きや富裕層の人たちに愛されるIWC。
2017年も終わり、そんなIWCが生誕150周年を迎える2018年がやって来ました。
今年のSIHH、ジュネーヴサロンで発表される予定の腕時計の一つに、
『トリビュート・トゥー・パルウエーバー・エディション・150・イヤーズ Ref.IW505002』
と呼ばれるモデルが存在します。
こういうやつ。
これはIWCのこれまでのシリーズで言うとどんなモデルに属するのかちょっと難しいですが、
まず考えられるのはポルトギーゼ。
丸いケースが特徴的ですがケースラグが全く違うのとインデックスがないので判断できない点でやっぱりちょっと違う気がします。
次に考えられるのがポートフィノ。
ケースは同じく丸く、これもケースラグが似てはいるんですが、ワイヤーループになっている点でやっぱり違う。
ということでやっぱりダヴィンチも違います。
こうやって観察してみると時計好き、IWC好きとしてはわくわくします。
まあでもこのモデルはIWCの設立150周年を記念するモデルで250本しか生産されないモデルなので、
何かのモデルに属している必要はなく、
そのままコネとお金を持った富裕層に買われていく類の腕時計なのですw
一般にはほとんど手に入らないモデルになるでしょうね。
ケース素材もレッドゴールドだし金額だって500万円くらいするでしょうからね。
というかそれ以上かもしれない。
予想がつきません。
ただ外側と内側の両方からコストと手間がかかっているのは確かで、ここに希少性が足されるので1000万円してもおかしくないかもしれない。
価格は全く見当がつきませんが。
話は変わるんですが、とりあえずこの文字盤を見てみてください。
よく見るとセラミックな感じの質感を持った陶器っぽい文字盤。
このダイヤルはラッカーを12層くらい塗って、それをポリッシュします。
そこからブラシでなんたら加工をして作り上げたのがこの他では絶対に見ない文字盤の質感のダイヤルで、
その上から青い線を何度もプリントしてデザインしていきます。
こんな工程を踏んだ腕時計が他にあったでしょうか?
IWCが生み出す世界限定250本の腕時計なので必ず売り切れます。
なのでコストは少々かかっても問題はありません。
しかも時計の表示方式も回転ディスクを使用した、デジタル表示。
デジタルと言ってもクオーツなどのデジタル液晶ディスプレイ表示ではなく、
数字が書かれたディスクが回転して時刻を表示するというちゃんとした機械式のデジタル表示。
6時位置にはスモールセコンドもあります。
このムーブメントはもちろん自社製、Cal.94200と呼ばれるすごいマシーンだ。
この腕時計は間違いなく売り切れると思います。
間違いなくと言いながら思いますというのは変な感じなんですが、デザインやハンドメイドにかかるコストや素材の高級さなどなど、
かなり一流の腕時計でしかも250本しか限定生産されません。
IWCらしいシンプルで優雅でエレガントで流線形のデザインが最高に美しい1本。
メルセデスGPのF1ドライバーのルイスハミルトン選手なら購入するんじゃないでしょうかね。
時計大好きのハミルトンならIWCの美しいデザインにやられてもおかしくない。
ドレス系泣かせの1本であることはまちがいありません。
SIHH、ジュネーブサロンで発表される予定なので、もしスイスに行く機会がある人は行ってみると良いでしょう。