
クルトクラウスさんの永久カレンダー以来、パーペチュアルカレンダー機構を載せたコンプリケーションモデルを得意とするIWC。
同社の主要モデルであるポルトギーゼに搭載された永久カレンダー機能付きのデザインはドレッシーなスタイルに非常によく合っています。
2018年のSIHHではIWCが登場させた新作モデルは多方向にわたっていましたが、共通する変化は例のダイヤル。
エナメルの質感が魅力的な文字盤でラッカー仕上げと呼ばれる加工がされた青と白の美しいダイヤルなんですが、それらを搭載した新バリエーションがポルトギーゼやポートフィノ、ダヴィンチやパイロットウォッチに追加されました。
IWCのフラッグシップであるポルトギーゼに組み合わされたラッカー仕上げのホワイトダイヤルはその他のモデルよりも一段を際立っているように見えます。
ポルトギーゼ パーペチュアルカレンダー “150 イヤーズ” Ref.IW503405
このモデルは従来からある永久カレンダーと2つの月のムーンフェイズ、ダブルムーンを載せたモデルの文字盤を、
2018年に導入されたラッカー仕上げのホワイトダイヤルを載せた新バージョンで、針にもブルースティールを併せた特別モデル。
世界限定250本しか作られないらしい。
富裕層がわなわなしてることでしょうw
ケース素材は18Kレッドゴールドなので定価、予価は418万円ほど。
まあ、このくらいします。
しかし近くでみるとこのセラミックのような、陶器のような質感をした文字盤を拒否できる人がいるでしょうか?w
まあできなくはないですが、IWCファンならおそらくはポルトギーゼが好きな人がおおいので、このブルースティールとのコントラストにやれる人も多いはず。
しかもムーンフェイズが12時位置でチラチラこっちを眺めているw
そりゃあ、惚れちまいます。
なんてたってダブルムーンですからね、良さがこれまでの2倍です。
2ばい、2ばーいなんです。
w
なんで月が2つあるのかというと、北半球で見える月と南半球で見える月では見え方に違いがあります。
南半球の人の心もわしづかみのIWC。
腕時計のコンプリケーションなども北半球を中心にしたモデルが多いので南半球にもスポットを当てたダブルムーンはナイスなアイディアです。
さらにすごいのがこのムーンフェイズの誤差の少なさ。
577.5年に1日しかずれが生じない計算がされています。
孫が100人じゃたりません。
ちなみに永久カレンダーも2100年まで操作不要です。
生きてる間ずっと使える、まさにセルフ永久カレンダーが搭載されていて、ゴールド素材のケースを使用していればこのくらいの価格は当然かもしれません。
ただ複雑機構を搭載したゴールドケースの腕時計で定価418万円は実際、他社のゴールドウォッチに比べても安い。
それに加え、世界限定250本という数に限りがある希少価値の高いモデル。
おそらく定価を割って販売されるでしょうから、350万円くらいにはなる可能性があります。
それでもやっぱり高額でなかなか買えませんが、話のタネにお店で実物を見てみるのもおすすめですよ。
僕もどこかで入荷すれば見てみようかな。
有名なお店とかなら数本入荷する可能性がありますからね。
特に日本はIWCにとっては大きな市場で、日本限定モデルが出ているのも日本をひいきしてくれてるからだと思います。
ということで2018年の新作ポルトギーゼでした。