
数多く存在するスイスの時計ブランド。
しかし単独で存在しているメーカーはかなり少ない。
どのグループにも所属せずに独立系のメーカーとして今もうまくやってるメーカーは本当に数えるくらいしかありません。
僕が今名前を挙げれるのはロレックス、オーデマピゲ、パテックフィリップ、あとはリシャールミルくらい。
それくらい独立系企業が少ない中、3大時計メーカーの2つが単独で存在しています。
非常に高額なのにすごいですね。
普通商品などが高額すぎるとどこかの傘下に入らないとやってけないことが多いんですが、それだけパテックフィリップやオーデマピゲはうまくやってるということですね。
つまりは売れているということ。
それだけ人気がある雲上ブランドのオーデマピゲですが、今日は2018年のSIHHで発表された新作のロイヤルオークについて紹介。
ロイヤルオーク コンセプト フライングトゥールビヨン GMT Ref.26589IO.OO.D002CA.01
ロイヤルオークコンセプトと呼ばれるいかにも特殊感のあるモデルですが、どんな機能が詰め込まれているのでしょう?
まずはケースなんですが、サンドブラストと呼ばれる砂を吹き付けたような表面加工がされたチタンケースを使用しています。
ケースサイドやケース上のブラックセラミック製のベゼルにはヘアライン仕上げが施されています。
加工方法が違うので立体感があり奥行きがあります。
ということでこのモデルの機能についてなんですが、ランボルギーニのアヴェンタドールのように区画されたスタイルのダイヤルで、ユニークなんですが、シルバーの針はホワイトゴールド製。
3時位置にあるのがGMT機能で第2時間帯を表示します。
こんな感じでディスクで第2時間を表示するのはなかなか珍しい仕様なんじゃないでしょうか?
僕は初めて見た。
そして6時位置の『H N R』というのがめったに見ることがないインジケーターですが、これはリューズの位置を表しています。
- N:ニュートラル位置
- H:時刻調整位置
- R:巻き上げ位置
このリューズの位置によって何を調節しているのかが分かる機能。
なんというか、日本的な親切設計。
そして9時位置にあるのがサファイアプレートのフライングトゥールビヨン。
ブレスレットにもこだわりがあります。
ロイヤルオークコンセプトにはあえて同じくサンドブラスト加工を施したラバーストラップをセット。
交換用ベルトにはレザーストラップが付属しています。
まあ、なんというか、すごく高額なコンセプトウォッチ。
2018年の新作コンプリケーションです。
44ミリのケースサイズはこれだけの機能にしては小ぶり。
パワーリザーブも10日間という超ロングリザーブ。
ということで2018年の複雑機構を搭載した新作ロイヤルオークでした。