
さて、2017年の新作コンプリケーションについては以前にもお話ししましたが、今日は隠れたもう1本を紹介したいと思います。
名作揃いといわれた2017年の新作腕時計。 名作と呼ばれたのはオーデマピゲだけじゃありません。 スイスの腕時計 …
2017年のSIHHで発表された新作2モデルについてはこちらをどうぞ。
ということで、今日はあまりメディアとかでは大々的に発表されていない同じく2017年の新作なんですが、
そのモデルは実は世界に1本しか存在しない文字通り希少なモデルで、相当なコネやお金がないと手に入らないと思われるモデル。
ロイヤルオーク オフショア グランド コンプリカシオン 44mm 18Kピンクゴールド Ref.26571OR.OO.A027CA.01.99
このモデルがそう。
このモデルは前述したとおり、世界に1本しかないモデルだそうですが、いろいろな複雑機構が搭載された、
『これでもか! これでもくらえー!!』
な1本。
どんな機能が搭載されているかといえば、
まずは永久カレンダー。
大の月、小の月、閏年関係なく日付を刻むトリプルカレンダーが搭載されています。
それに加え、緻密に計算された朔望月が売りのアストロノミカルムーンフェイズ、そのまわりにある1年=52週をポインター式で表示する機能などなど、カレンダー機能についてモッサリとたくさん機能が詰め込まれています。
それに加えクロノグラフもすごい。
ラトラパンテと呼ばれるスプリットセコンド機能が付いたクロノグラフが搭載されています。
ラトラパンテとはクロノグラフ針が2本あって、ラップタイムを計測するのに役立つ追いかけっこする感じのクロノグラフですねw
そして極めつけはミニッツリピーター。
現在の時刻を鐘を鳴らして知らせる機能。
この機能が搭載された機械式腕時計は数も少なく本当に高額になる。
2017年の新作のジュールオーデマはミニッツリピーターやソヌリなどの音をテーマにしたモデルを発表していることからも、オーデマピゲは音の方でのコンプリケーションにも力を入れていたみたい。
ヴァシュロンコンスタンタンの2017年の新作も音がテーマでしたからね。
コンプリケーションの代名詞であったトゥールビヨンが割とありふれてきましたから、音での複雑性を各社追及しているのかもしれません。
いずれにせよ、世界限定1本しかないので価格なんてのももはや知る必要がないですがw、これだけ多くの複雑機構が入っていたら希少性も合わせて億に達する可能性もありますが、見ていてやっぱりかっこいいのはかっこいい。
話のタネとしての腕時計ですが、ロマンが詰まったロイヤルオークであることは間違いない。
ステンレスで販売されたとしても2000万円くらいはするでしょうね。。
という感じの文字通り、1本。
ちなみにこれ、オフショアなんですね。
ムーブメントはCal.2885でパワーリザーブは45時間。
チラネジテンプを使用しているみたい。
IWCのジョーンズキャリバーを思い出させます。
ケースサイズは44ミリ、ケース厚は15.7ミリ。
と、スペック云々を語っても世界限定1本なら手に入らないw
というわけで、超がつくリミテッドエディションのロイヤルオークオフショアでした。