
IWCの腕時計には銅を使用したアクアタイマーが存在します。
アクアタイマーといえばダイバーズウォッチですが、銅をケース素材に使用していたら、参加して緑になってしまうんですが、あえてブロンズを使用しているには理由があります。
チャールズダーウィンへのオマージュとして生まれたアクアタイマーにはダーウィン博士が航海した船の部品として多用されたブロンズを使用しようwという試みからうまれたわけですが、パネライにもダイバーズであるルミノールサブマーシブルに銅が使用されたモデルが数本存在します。
ロイヤルオークのオフショアダイバーにも実はブロンズを使用したモデルが存在するわけですが、なぜかスイスの時計界は銅という酸化しやすい素材をあえてダイバーズウォッチに使用する傾向があります。
青錆を楽しむという目的も確かにありますが、ブロンズ素材のモデルをあえて選ぶというのはなかなか時計ツウという気がします。
ロイヤルオーク オフショアスキューバー バルトレッリ正規店125周年記念 Ref.15702AU.OO.D002CR.01
このモデルなんですが、オフショアスキューバーでイタリアにあるオーデマピゲの正規販売店125周年を記念して2008年に作られた世界限定50本しかないレアなアイテム。
ステンレスにブラックPVD加工されたケースにブロンズのベゼルが合わせられたモデル。
メガタペストリー文字盤が中央に一部だけ見える何から何までレアな1本。
このモデルは時計ツウにはかなり受けそうなカラーリングとスタイルをしている。
ブラックのベースにゴールドでは表現できない金属色がブロンズで、それが時計の顔であるダイヤル周りで存在感を放っています。
人間で言うと髪型みたいなもんでしょうね。
ムーブメントにはCal.2325と呼ばれる自動巻きのムーブメントが使用されていますが、38時間のパワーリザーブしかない。
この辺がオーデマピゲっぽい。
あまりリザーブ時間に特化したメーカーではないんですが、綺麗に作り上げられたムーブメントが多く、ローターにも22Kのゴールドが使用されたムーブメントが多い。
イタリアのブティックへのオマージュ作品として登場し、さらに50本しか生産されなかったモデルなので、日本に入っているかどうか難しいですが、ブロンズをベゼルに合わせている希少な構成をした1本で、実際非常にかっこいい。
カラーリングがめちゃくちゃいい。