
1957年の誕生以来、数年で姿を消した、
レールマスターシリーズ。
同じ年に誕生したスピードマスターや、シーマスター300がオメガの人気モデルに君臨し、
人気の全然でなかったレールマスターは隅に追いやられた感じになってしまった。
60年代に姿を消したので、
それ以降はずっとレールマスターなしなしでオメガは続いた。
レールマスターとはその名の通り、
鉄道時計として誕生し、
耐磁性を主に推したモデルとしたのですが、
ロレックスのミルガウスと同様、
世間には全く理解されなかった。
現代のレールマスターはシーマスターアクアテラの派生モデルとして2003年に再登場し、
最新の技術などを詰め込んで蘇ってきたわけです。
これが初代。
1957年に3部作として登場したものの、
簡単にいえば相手にされなかった可哀そうなモデル。
かっこいいし、耐磁性もあったのに、
売れなかった理由がわからないといえばわからない。
もしかしたら、耐磁性をうたわなければよかったのかもしれない。
ミルガウスもその辺が理解されていなかった気がする。
まあでも当時はクロノグラフやダイバーズの方が全体的にみて人気だったので、
要するに時代が悪かったのかなと。
例えばこれは現代のレールマスターですが、
シーマスターとして登場しているので、
防水性は150mもある。
さらにオメガは耐磁性についてはスイスブランドナンバー1ですから、
これも高いスペックを保持している。
そしてコーアクシャル機構を現代の技術で載せている。
実はかなり、
かなり優秀で高スペックを持った1本で、
マスタークロノメーター認定モデル。
もはやこれはこれまでのレールマスターとは似ても似つかないデザイン。
針がストレートなペンシルハンズになってはいるものの、
夜光塗料のスーパールミノヴァの塗り方やインデックスの形状、
ロリポップな秒針などなど、
当時のデザインの特徴を再現した感じ。
3、6、9、12の数字は残したところが初代っぽい。
- ケース直径: 40mm
- ケース厚: 12.65mm
- ムーブメント: 自動巻きCal.8806
- パワーリザーブ: 55時間
- ケース素材: ステンレス
- 防水性: m
スペックはこんな感じ。
実用性のかなり高そうなサイズ。
一般的に15mm以下だと着け心地が良いとされる腕時計。
40mmというのもちょうどよいと思う。12mm台というのは薄目。
これは久々のヒット作か。
文字盤の柄は縦目にデザインされている。
この木目調な感じがグーすぎる。
カラー展開は2種類。
それぞれにステンレスブレスとレザーストラップが用意され、
計4種類のラインナップがある。
復刻版みたいな感じではあるけど、
かなりオシャレに仕上がっている。
IWCの綺麗なパイロットウォッチのような感じ。
オメガなのに美しささえ感じる。