
時々詩人的な一面を見せるオメガ。
アポロ8号から見た月の裏側をイメージした時計を生み出すなど、
オシャレなアイディアに少々びっくりしたと同時に、
感心してしまった僕ですが、
とてもナイスなアイディアと言わざるを得ない。
オメガのスピマスは唯一公式にムーンウォッチと認定された腕時計で、 1969年のアポロ11号の月面着陸以降、 世 …
これはダークサイドオブザムーンと呼ばれる真っ黒なオールブラックなスピードマスター。
ケース素材はセラミックで、
酸化ジルコニウムがうんぬんというやつです。
44.25mmというスピードマスターにしては大きなケースが特徴的で、
このケースサイズは2011年に登場したばかりの大型化の波にのったもの。
セラミック製のケースも現代の加工技術が進んだ賜物で、
セラミックやカーボンを時計に使用する例が増えている。
オメガも同じ。
2013年ごろからセラミックの波が押し寄せ、
ダークサイドオブザムーンの他にはグレーサイドオブザムーンと呼ばれる、
なんだか不思議な腕時計を展開している。
これがそのグレーサイドのやつw
グレーサイドといえばなんだかイリーガルな感じに聞こえるんですが、
待ったくもって健全な腕時計w
何がグレーサイドなのか?
というと、
宇宙船が月面着陸した際の粉塵がこの時計のデザインアイディア。
ランディングの際に巻き起こ月塵をイメージして作られた腕時計なのだ。
なんとも詩的な1本。
ダークサイドオブザムーンよりロマンチックな気分に浸れる腕時計ではあるw
ケースにセラミック素材を使用した1本で、
シルバーのようなグレーのマットな質感のケースはなかなかかっこいい。
文字盤にプラチナ950と呼ばれる素材を使用していて、
コストがかかっているスピードマスターだ。
ベゼルにはホワイトスーパールミノバが塗布され、
高い実用性やスペックをそのまま残し、
スタイル面で大幅に改善を図ってきた近年のオメガらしいタイムピースだ。
- ケース直径: 44.25mm
- ケース厚: mm
- ムーブメント: 自動巻きCal.9300
- パワーリザーブ: 60時間
- ケース素材: セラミック
- 防水性: 50m
スペックはこんな感じ。
ダークサイドオブザムーンと変わりない仕様。
やっぱり僕はこのムーブメントが一番好きなパートかなと。
セラミックケースも、プラチナ文字盤もいいんですが、
コーアクシャルという機構が搭載され、
改良されたものが載せられた自社製自動巻きムーブメントCal.9300というのが、
やっぱり気になる。
コーアクシャル機構は摩耗を減らすことでオーバーホールの期間を倍に延ばすことに成功したメンテナンスフリーな仕組みで、
機械時計を保持していればかならずかかる維持費ですが、
それを少なくしてくれるという。
オメガとロレックスはある意味ライバルのような存在だと思う。 時計の価格差はもちろん大きく、 ロレックスの方がよ …
夜光塗料の白いスーパールミノバが光るベゼルがとても神秘的に見える。
こういう画像だと本当に月にいる気分になりそうだ。
とにかくダークサイドオブザムーンもグレーサイドオブザムーンも、
一工夫、二工夫したオシャレでロマンチックな腕時計に仕上げられている。
月に行ったオメガのスピードマスターだから箔が付くというもんだ。