
トンボのような腕時計を見たことありますか?
羽が4枚。
僕はオメガのスピードマスターのフライトマスターは、
トンボに見えてしょうがないといつも思っていたわけですが、
近年ではデジタルウォッチにも少々力を入れているオメガ、
そんなオメガがトンボっぽいフライトマスターのデジタルバージョンをラインナップに加え、
ますますデジタル時計の存在感を増してきた。
例えばこのデジタルウォッチ。
クオーツで稼働するCal.5666と呼ばれるムーブメントを搭載し、
デジタル表示と、アナログ表示の2つを司っている。
パイロットと共同で制作されたというパイロットラインのケースのZ-33は、
4つのプッシャーと1つのリューズでいろいろな機能を管理することが出来る。
- アラーム
- クロノグラフ
- 2つのタイムゾーン計測
- 永久カレンダー
の機能を備え、
最大10回分のフライトを記録しておくことが出来るという。
そのフライトの記録は日付、時間を分かりやすく管理することが出来、
プロのパイロット専用に作られた正真正銘のパイロットウォッチということになる。
ケースは少々濃いシルバーで、
素材にはグレード5チタンと呼ばれるチタンが使用されている。
グレード5チタンとはチタン合金に混ぜ物をした素材で、
加工しやすく仕上げなどを容易にしたチタン合金だ。
もちろんチタンの特性を持っている。
というより、
一般的にチタン素材の時計といえばグレード5チタンのこと。
純チタンと言われるグレード2チタン硬く加工がしにくいので、
メーカーがあまり使用することを望んでいない。
どちらにせよ、
チタン素材なので金属アレルギーにはおすすめの腕時計だ。
- ケース直径: 43mm
- ケース厚: mm
- ムーブメント: Cal.5666
- パワーリザーブ: 24か月
- ケース素材: チタン
- 防水性: 100m
スペックはこんな感じ。
パワーリザーブが24か月なのは、
駆動エネルギーに電池を使っているから。
全体的に近未来的なデザインが人目を惹きやすく、
こういうのをオメガが本気で作っていることに面白さを覚える。
基本的に時計も車も必要以上の機能は必要じゃなく、
こういう普段は使わない機能が詰め込まれていて、
しかもオメガ以外では出せないこのデザインに価値を見出せるか否かが、
好きか嫌いかの分かれ目みたいなもの。
僕はスピードマスターのマークIIや、
Z-33のベースとなっているフライトマスターの未来的なデザインが好きなので、
こういうドラゴンフライ的なデジタルウォッチが結構好き。
あとはデジタルであることに違和感がなければ機能的にも、
デザイン的にも申し分ないし、
金属アレルギー的にもチタンを使用しているので、
そこも安心。
数はそこまで売れないような気がする時計ですが、
それだけ他人とはかぶらない時計であることは間違いない。
あと理解されることも少ないかもしれない。
そこがデメリットでもあるしメリットでもある。