
オメガがずっと構想していたオールブラックのスピードマスター。
ステンレス素材などにPVD加工で薄い被膜を作ることを嫌い、
敢えて難しい課題へと取り組んだ。
その答えがセラミック素材の塊を削って形成するということ。
そこから生まれた酸化ジルコニウムのセラミック素材の加工技術は、
ベゼルにも使用され始めたわけです。
セラゴールドと呼ばれるセラミックをゴールドを融合させたベゼルで、
(素材自体を科学的に混ぜたわけではない)
セラミックベゼルにゴールドのスケールを厚い被膜で作り出すという技術。
オメガの開発力には近年、目を見張るものがある。 90年代のコーアクシャル機構を実用的にした技術力や、 セドナゴ …
このベゼルの作成にはセラミックの技術が生きている。
シーマスター 232.63.42.21.04.001
例えばこのモデルは、
白いセラミックとゴールドをセラゴールドテクノロジーで融合させたベゼルで、
雪のような綺麗な雰囲気を醸し出す白を演出している。
この白いセラミックベゼルを備えたシーマスターは、
スイスの町、
『サン・モリッツ』
にささげられたモデル。
オリンピックで計時を行うオメガは、
サン・モリッツで行われるボブスレーの大会でも同じく計時を行っている。
正確なタイム計測を求められるスポーツ。
オメガの精度が世界に認められている証拠だ。
そんなリゾート地であるサン・モリッツに捧げられたホワイトセラミック製のベゼルを備えた18Kレッドゴールドのシーマスターは、
放つ雰囲気が高貴そのもの。
その白とゴールドの組み合わせで、
見事その場の雰囲気を表現している気がする。
かなり綺麗な1本。
文字盤やストラップには同じく白を使用し、
女性の富裕層向けにデザインされている。
- ケース直径: 42mm
- ケース厚: mm
- ムーブメント: 自動巻きCal.8501
- パワーリザーブ: 60時間
- ケース素材: 18Kレッドゴールド
- 防水性: 600m
これは42mmのモデル。
レディース向けなので最大サイズが42mm。
42mmが女性向けというのはちょっと多きんじゃないかなと思うのですが、
現代のデカウォッチはこのくらいなのでしょう。
シーマスター 232.63.38.20.04.001
これは37.5mmのモデル。
42mmのモデルと比べると文字盤のインデックスがちょっと窮屈そう。
それだけにかわいらしさを感じる。
こっちの方が女性には人気かもしれない。
- ケース直径: 37.5mm
- ケース厚: mm
- ムーブメント: 自動巻きCal.8521
- パワーリザーブ: 50時間
- ケース素材: 18Kレッドゴールド
- 防水性: 600m
小さいモデルなのでムーブメントも小ぶり。
パワーリザーブが10時間少ないのがデメリット。
とは言っても50時間もあるので十分といえば十分。
僕のは40時間くらいだった。
これら両者ともゴールド製なので、
ムーブメントのローターにはゴールドが使用されている。
これはゴールドウォッチを買った人へのオメガの計らい。
小さな詳細にこだわっている点に交換がもてる。
37.5mmの方は、
文字盤のデザイン上、女性にぴったりだと思いますが、
42mmの方は男性がしてもおかしくはないと思う。
白い時計というのは珍しいので、
結構富裕層の男性にも人気なんじゃないかなと思う。
42mmの方を男性に、37.5mmの方を女性にという感じでペアウォッチが完成する。
こういう選び方でも良いんじゃないかなと。
ちなみに黒が好きなら黒いバージョンも当然用意してある。
前回僕はシーマスタープラネットオーシャンのナイアードロックシステムについてお話したわけですが、 今回もその話。 …
黒い方が気になる方はこちらの記事も参考にどうぞ。