
キムタクといえばスピマス。
え?そうなの?
キムタクはドラマなどで少なくとも3種類のスピマスを着用しています。
数あるスピマスの中から木村拓哉さんが選んだモデルは、
スピードマスター プロフェッショナル Ref.3570.50
というモデル。
こういうやつ。
このモデルはスマスマで着用されていた1本で、まあなんというか、
『The スピマス』
と言った感じの見栄え。
正直スピードマスター派生モデルも何代目も似すぎてそうとうなマニアじゃないとわからないんじゃないでしょうか?
このモデルは2014年まで製造されいていたスピマスプロフェッショナルで、ムーブメントはもちろん手巻き。
ことスピードマスターに限っては手巻きの方が主流で人気があります。
というか同じモデルを手巻きと自動巻きで分けて販売しているのはなかなか珍しい例。
まあパネライが同じような感じかな。
もともとオメガの腕時計はムーンウォッチとして1969年にアポロ11号とともに月に行ったモデルとして唯一ムーンウォッチと名乗れる腕時計なわけですが、
1969年はブライトリングが自動巻きクロノグラフムーブメントを世界で初めて生み出した年なので、オメガはそのまま手巻き式のクロノグラフムーブメントを積んだスピマスで月に行きました。
だからムーンウォッチは手巻き。
故にスピマスといえば手巻きの方が断然人気が高いのです。
さらに当時の特徴を守るために今でも強化プラスチックの風防を使用しています。
こうした幅広いニーズにこたえるためにオメガは同じスピマスでも自動巻きと手巻き、サファイアクリスタル風防と強化プラスチック風防などを使い分けています。
そうなるとキムタクが使用していたスピマス Ref.3570.50は自動巻きか手巻きか、どちらでしょうか?
そりゃああ、キムタクなら手巻きでしょう、というのは固定観念かもしれませんが、木村拓哉さんならおそらく自動巻きより手巻きを選びそう。
そっちの方がオリジナルだし伝統があるし。
それでその答えはプロフェッショナルなので手巻きです。
スペックはこんな感じ。
- ケース直径: 42mm
- ケース厚: 14mm
- ムーブメント: 手巻きCal.1861
- パワーリザーブ: 48時間
- ケース素材: ステンレス
- 防水性: 50m
まあ、時計としては普通のスペック。
というのはちょっと失礼。
このモデルは伝統を重んじたスペックをわざと採用していますからレマニアベースのCal.1861だし、パワーリザーブもこのくらい。
長くしようと思えば今の技術ならいくらでも出来るんですがオメガはパワーリザーブの長さにはあんまりこだわりがないのか、
モデル全般総じて最大稼働時間が短いです。
40時間超えてたらどっちでも良いんですけどね。
ただこのモデルはキムタク着用モデルだけあってやっぱり高い!
と思いきやそうでもありません。
2017年現在では20万円後半で買えたりします。
もちろん中古ですが、それでも数年前よりは高くなっています。
緩やかに上昇するオメガの中古スピマス。
キムタク効果があまり見られない珍しいモデルと言えるかもしれません。
スピマス初の自動巻き搭載モデルはスピードマスターマークIIIと呼ばれるスピマスの派生シリーズ。 その時に搭載さ …
こっちでも書いているんですが、こっちのキムタク着用モデルのスピマス125周年は50万円を超える日も近い。
キムタク着用のスピードマスターが欲しい人はこのRef.3570.50がおすすめです。
昔スピードマスターが欲しかったけど買えなかったという40代、50代の男性も今はお金に余裕もあるでしょうから、
このキムタク着用モデルに限らずスピマスの夢をかなえてみてはいかがでしょう。
スピマスには本当にたくさんの種類がありますから自分好みのモデルをデザインからムーブメントから選んでみる作業から始めないといけませんが、
時計選びの醍醐味はそこにあります。
意外と庶民派の腕時計が好きなキムタク。
ステンレスブレスレットのスポーツウォッチが好きなんでしょうね、木村拓哉さんは。