
ファースト復刻版シーマスター300 マスターコーアクシャル 41mm 233.30.41.21.01.001はどんな時計?
オメガは2017年にスピードマスター、シーマスター300、レールマスターの3種類の60周年を迎えました。
1957年に3シリーズが同時に誕生した珍しい年なんですが、2017年で60周年を迎えた年に初代モデルを再現した新作は同じく3種類登場しています。
1957年はオメガにとってはとても大きな年だ。 オメガのフラッグシップモデルであるスピードマスターが誕生したの …
この3シリーズが登場したのが2017年なんですが、それよりも3年も前にシーマスター300の初代モデルの復刻版が発表されているんですね。
シーマスター300 Ref.233.30.41.21.01.001
こういう腕時計なんですが、見るからにレトロ感がひしひしと伝わってきます。
ヴィンテージの腕時計が好きな人にとってはとても魅力的に映ると思いますが、シーマスターの良いところは実用性がスピードマスターよりも断然に優れている点。
スペックでも書かれているように、防水性は300メートルと、水泳にも使用できるほど。
出来るだけ水に浸けることはしないほうが良いですが、この防水性はかなり魅力的です。
防水性が50メートルと書かれていても、日常防水しか能力がない場合もあるんですが、シーマスターは大丈夫。
防水性もそうなんですが、オーバーホール代金もスピマスに比べ割安だったりしますから、特にスピードマスターにこだわりがない人はシーマスターの方がおすすめですね。
自動巻きクロノメータームーブメント Cal.8400のすごいところ
このムーブメントはオメガが生み出すすごい耐磁性を備えたムーブメントで、15000ガウスというすごいA-PROOFなムーブメントなんですね。
通常耐磁性はケースやインナーケースによって図られるわけですが、オメガの場合は金属物質を出来るだけ使わないムーブメントを製造しているので、ムーブメント自体が耐磁性を持っています。
1000ガウスの耐磁性を持つ耐磁用の腕時計であるロレックスのミルガウスの15倍の能力を持っているのがこのムーブメント Cal.8400なのです。
後はコーアクシャルを搭載している点ですかね。
オメガを買う多くの人がこのコーアクシャル機構を味わってみたいという点にあると思います。
オメガとロレックスはある意味ライバルのような存在だと思う。 時計の価格差はもちろん大きく、 ロレックスの方がよ …
こちらの記事で説明しているんですが、簡単に言えばガンギ車と言う歯車が2枚になって、1枚増量中なので、金属の摩耗が半分になるというところ。
ですからオーバーホールの価格もコーアクシャルを積んでいないムーブメントモデルの半分で済むことになります。
シーマスター300 233.30.41.21.01.001のメリットとデメリット
メリット
- 15000ガウスと言うロレックスのミルガウスの15倍の耐磁性
- メンテナンス費用の低さ
- 300メートル防水
- これらの特徴からくる実用性の高さ
- レトロでヴィンテージ調のデザイン
このモデルのメリットはムーブメントのすごさでほとんど挙げてしまいましたが、やはり耐磁性とメンテナンスにかかる費用。
シーマスターなんで300メートルの防水性もすごいし、レトロなデザインも捨てがたい。
デメリット
- レトロで古臭さも人によっては感じてしまう点
ファーストモデルのシーマスター300を復刻しているので、インデックスとか針をクリーム色に設定しているところに古さを感じる人がいるようです。
日焼けした夜光塗料をイメージしているのでこういった腕時計に仕上げているのですが、このコンセプト自体が好きではない人にはデメリットにしかならないみたい。
まとめ
まとめると、上でも述べているように腕時計のクオリティは非常に高いモデルです。
デザイン面で気に入らないという人には全然おすすめできませんが、スペック的な点を見るとはっきり言ってロレックスに負けていない。
というか耐磁性とメンテナンス性ではむしろ勝っているくらい。
ですから、デザインが気に入ればGOサインと言った感じでしょうかね。
オメガですから価格帯もかなり低めに設定してありますから。
なんてコスパの高いブランドなんだ。