
手巻き時計の良さ、メリット
パネライの人気は毎年徐々に上昇しているように思います。
1998年に一般公開されたパネライはそれまでは普通の人はパネライの腕時計に触れる機会すらなかったわけですが、
現在のリシュモングループの一部になった1997年の翌年から僕たちも買えるようになってからはや20年が経ちます。
リシュモングループと言えばIWC、ジャガールクルト、カルティエ、ヴァシュロンコンスタンタン、ランゲ&ゾーネなどの有名企業が属する時計グループで、パネライの後ろ盾にこういった大きな存在がありましたから、今のような大きな時計ブランドに成長したことは否めません。
毎年のように上昇するパネライ人気は、自社製ムーブメントを作るようになってからは、マニア向けというよりかは一般向けの腕時計ブランドになったように感じます。
それでも過去の作品からのインスピレーションは受け継がれ、今のパネライを形作っていますが、僕としてはやはり過去のパネライの方が好きなわけです。
Cal.OP IやOP IIなどの元祖パネライ、といったモデルが好きで、その中でやっぱり手巻きムーブメントを搭載したルミノールやラジオミールはやっぱり魅力的なんですね。
腕時計の始まりがやはり手巻きムーブメントですから、今でもこの手でゼンマイを巻いて動力を得るという方式が存在しているということは、そこに魅力や人気が残っているからだと言えます。
実際、毎日及び、2日や3日に一回手でゼンマイを巻き上げるというのは面倒な作業でしかありません。
そういた手間がかかる手巻きが今でも人気なのは時計が手間がかかればかかるほど可愛かったりするからなんじゃないでしょうかね。
洗濯板で選択する人がもはや存在しないのはめんどくさいのとそこに魅力を感じないからでしょうねw
時間もかかるしw
手巻きラジオミールのデメリット
さて、そんな手巻きには古さを感じさてくれるマニアック的な要素があるんですが、デメリットも結構多い気がします。
めんどくさい
例えば一つはめんどくささ。
これはやっぱり自動巻きに慣れた人からすればめんどくさい。
手を振れば自動でゼンマイを巻いてくれる自動巻きの腕時計があるのに、どうしてわざわざ手で巻くのかという人もやっぱりいるんですね。
ねじ込みが傷みやすい
そしてもう一つ。
ラジオミールはリューズがねじ込みリューズになっています。
ねじ込みリューズはリューズがねじ込み式になっていて、水が浸入しないようにねじ込んで密閉する方式なんですが、これがあると防水性が格段に高まります。
最近では多くの時計ブランドがねじ込みリューズを採用していますが、ロレックスのデイトナはクロノグラフのプッシャーにすらねじ込み式を利用するほど今では幅広くこの方式が採用されています。
パネライのルミノールにはリューズガードが付いていますが、ラジオミールにはこのねじ込みリューズが搭載されています。
このねじ込み式リューズなんですが、防水性は格段に上昇するものの、手巻きでゼンマイを巻くために毎日ねじ込みを締めたり緩めたりしていれば、この辺がやっぱり傷みやすくなります。
これが手巻きラジオミールの一番大きなデメリットなんじゃないかなと思います。
ただ、僕は手巻きラジオミールを何年も使用した経験がないので、この辺は手巻きラジオミールを何年間も使っていたという詳しい人に聞いてみることをお勧めします。
2針なら止まっている可能性がある
あともう一つは、2針の手巻きならどの手巻きでもそうなんですが、巻き忘れで時計が止まっている可能性も考えられます。
これは注意していればなんとでもなることですが、手巻きだとスモールセコンドがないので一瞬で時計動いているかどうかの判断がつかないのが難点ですかね。
まとめ
まとめると、、デメリットとして挙げられるねじ込みの傷みなんですが、これはオーバーホールなどに出すことで問題なくなるんですが、何度も巻き巻きしているとやっぱりそれだけそこが傷みやすいです。
あまりきつく締めすぎたりしないようにすれば良いんですが、そうなると防水性が弱まるという弱点もあります。
機械式時計が防水性が数百メートルあるものが多いですが、やはり水場では使用しないようにしたほうが良いのは良いでしょう。
それがたとえ、防水性が3900メートルあるロレックスのシードゥエラー ディープシーであろうと、海で使用したりできるんですが、しないに越したことはありません。
あとはラジオミールはラジオミールでも手巻きではなく、自動巻きを購入することですかね。
自動巻きならリューズを触る必要がありませんから、便利なのは便利。
と言う感じでデメリットについて述べましたが、それでも手巻きが良いという人は多いと思います。
僕も手巻きがやっぱり大好き。
ねじ込みリューズも強く締めなければ大丈夫だし、水も気を付けていれば大丈夫。
巻き上げるのがめんどくさいとも思わないし、デメリットになる要素があるとやっぱりかわいいんですよねw
手巻き時計がマニアックだと言われる理由はここにあるんだと思います。
デメリットがあってもあえてハンドワインドの腕時計を選ぶ。
そこにはやっぱり時計愛が大小関わらが存在するんでしょうね。
手巻き時計や、アンティークウォッチを愛することはクラシックカーを愛するのとよく似ているんじゃないでしょうかね。
1930年代のラジオミールの復刻 パネライという時計メーカーが市場に出回るようになって、2018年でちょうど2 …