
さてさて、パネライのモデルは2種類しかないのに、
いろいろ似すぎているからややこしい部分がいっぱいある。
知り合いにラジオミールを見せたところ、このルミノールかっこいいねという反応が返ってきたときは、
やっぱり似てるよなあと僕もつくづく見比べて思ってしまった。
無理もない、似てるんだもん。
文字盤の印象は全く同じですからね。
リューズガードうんぬんは最初はなかなか気づかない。
というので今日はいろいろあるラジオミールとルミノールのそれぞれのバージョンの違いを簡単に説明しようと思います。
本当に簡単なのであんまり覚える必要がありません。
覚えておくと役に立ちますよ。
じゃあルミノールから。
ルミノールマリーナとベースの違いは?
ベース
マリーナ
上のがルミノールベース。
下のがルミノールマリーナ。
違いは、、、そう、スモールセコンドがあるか無いか。
マリーナが付いていると9時位置にスモールセコンドが付きます。
レフトハンドと呼ばれる右腕用のモデルの場合はスモールセコンドが3時位置に来ます。
これだけの違いなのだ。
ルミノールロゴのロゴとは?
6時位置にロゴが付いている。
たったこれだけなんですね。
ルミノール1950の『1950』とは?
ルミノールのモデル名についている1950の文字。
これもバージョンのようなものですね。
簡単に説明すると、、、
ルミノール1950
- リューズガードに『 REG. T.M. 』という表記がある
- 横から見た時に風防のふくらみがやや大きい
- デイト機能付きの場合はサイクロップレンズと呼ばれる拡大レンズがない
これらが1950の特徴。
リューズプロテクターを見れば一発でわかります。
ね、簡単でしょ?
これを覚えておくと割と便利なんですよね。
じゃあ次はラジオミール。
ブラックシールとは?
ブラックシールの意味は黒いアザラシ。
イタリア海軍潜水特殊部隊をそう呼ぶみたい。
ブラックシールは最初はPAM00183というモデルで登場し、
現在でもスモールセコンドがついたモデルをラジオミール ブラックシールと呼びます。
まあ呼ばないのもあるんですが、マリーナと同じ位置づけですかね。
PAM00183
ラジオミール1940の『1940』とは?
ラジオミールのモデルにも、ルミノールと同様に4桁の数字が付いていることがある。
ルミノールでは1950ですが、ラジオミールでは1940。
これがあるとラジオミールのワイヤーループラグはワイヤーループじゃなくなる。
あとリューズの形も円錐から餅のような平べったいのに代わり、よりモダンなスタイルになっている。
ラジオミール1940
ラジオミール(1940なし)
こういう違いですね。
簡単に言うと、、、
ラジオミール1940
- ラグがワイヤーじゃなくなる
- リューズが円錐じゃなく、餅みたいな形になるw
という感じでラジオミールもいろいろと簡単に分類できます。
おさらいすると、
ルミノール
- ルミノールマリーナはスモールセコンド付き
- ルミノールロゴはロゴが6時位置にある
- ルミノール1950
- リューズプロテクターに『 REG. T.M. 』の刻印が彫ってある
- 時計全体が横から見た時に立体的
- 日付機能が付いている場合、拡大鏡が風防についていない
ラジオミール
- ラジオミールブラックシールはスモールセコンド付き
- ラジオミール1940
- ラグが太くなり、ワイヤーループじゃなくなる
- リューズが円錐から円盤みたいになる
という感じです。
まとめると覚えやすい。
高度でマニアックな内容じゃないですが、地味に役立つと思いますw