
パネライはロレックスと類似している点が結構あります。
まずロレックスにもパネライにも熱狂的なファンがついているという点。
もちろんその他のスイスブランドにも熱狂的ファンはいるんですが、
パネライやロレックスのマニアはかなりマニアックで数も多い。
ハードコアのレベルが高いのこの両ブランドの特徴。
現在生産されているモデルでプレミア価格が付いたりするのもロレックスやパネライならではのものなんじゃないでしょうかね。
そんなパネライとロレックスですが、1997年にパネライがヴァンドーム傘下になった年には、ロレックスムーブメントを搭載したラジオミールを販売しています。
47mmのプラチナ製の腕時計で、世界限定60本のみ販売された超が3つ4つつく高級なモデルで、
オークションでは1500万円を超える値がついたそうだ。
パネライ自身もロレックスの代理店を務めていたこともあり、友好関係のある関係から、
ロレックスが後にも先にも唯一ムーブメントを提供する事例がパネライであったわけです。
この両者のもう一つの共通点に、1本買ったら次も同じブランドを買い足すということが結構多い気がします。
もちろんデータを取っているわけでは無いのではっきりしたことは言えませんが、
ロレックスを買ったら二本目もロレックス、パネライを買ったら二本目もパネライという感じで、
依存性があるのがそうなのかなと個人的に勝手に思っています。
熱狂的なファンが多いのもそういうことと関係しているのかなと。
今日はもし二本目のパネライを買うならどのモデルがおすすめかというのを中心に話を進めたいと思います。
もちろん、最初に持っているパネライがどんなモデルかにもよるんですが、
二本目ということで、いわゆるサブウォッチ、援護射撃的なモデルを何本か選んでみたいと思います。
もちろん価格も100万円以下で吟味。
第1位, ラジオミール ベース 8デイズ アッチャイオ 45mm PAM00610
このモデルはもはや欠かすことの出来ない1本。
古いタイプのラジオミールで、1940ではないのでラグがループで細く、そこが何と言っても一番おすすめ。
スタイルがヴィンテージ/アンティークっぽいんですが、もちろん新品でもコスパが最高の1本。
ショップによっては50万円を切る価格帯です。
このモデルがおすすめなのは、とにかくシンプルでTPOを選ばず、気軽に使えるという点。
最初の一本目はお気に入りであることが多いので、出かける時用にしている人もいると思います。
そんな時に気軽につけれるラジオミールが1本あれば言うことなしだと思う。
これは僕が2本目に買おうと思っているモデルで、8デイズという超ロングリザーブという点でもかなり好印象。
自社製の手巻きCal.P.5000を載せた、実用性はスイス界でもぴか一の腕時計。
2本しかない針がよりラジオミールを美しく見せてくれます。
シンプルイズザベストな1本。
第2位, ラジオミール カリフォルニア 3デイズ 限定750本 47mm PAM00448
2本目はこれ。
最初はなんじゃこりゃーー!
となったラジオミールなんですが、見れば見る程味が出てくるするめブランドのするめモデルと言った感じのラジオミール。
上半分がローマ数字、下半分がアラビア数字。
ユニークでしょ?このモデル。
そう、本当にユニークダイヤルと呼ばれるのがこのシリーズ。
ラジオミールにのみ存在する文字盤で、カリフォルニアとも呼ばれている。
この青い針のモデルは世界限定750本しか作られなかったモデルで、時間とともに新品は買えなくなるモデル。
47mmのアッチャイオで大きさで存在感を放ち、文字盤で違和感を放つこのユニークなラジオミール。
かなりクセになりそうな1本で、癖になってしまった僕が通りますよっとw
スペックは100メートル防水でムーブメントはCal.P.3000の手巻き。
最初は全然好きじゃなかったワイヤーループラグのラジオミール。
あとユニークダイヤルも全然好きじゃなかったのに今ではこのコンビは無敵ですw
第3位, ルミノール マリーナ 1950 3デイズ アッチャイオ PAM01312
3番目はルミノール。
通常の3針で1950バージョン。
なんら変哲もないルミノールなんですが、そこが良い。
そこが2本目のパネライにふさわしいスペックなんじゃないでしょうか。
モダンルミノールでスモールセコンドのパネライブルーがも良いアクセントになっています。
玄人向きではないルミノールですが伝統を外さないずっと使えるナンバー2という感じ。
第4位, ラジオミール 3デイズ アッチャイオ 世界限定1000本 47mm PAM00687
このモデルも世界限定1000本と数に制限があるモデル。
30年代のラジオミールの初期頃のモデルを踏襲した12角形のベゼルが採用されたモデル。
このモデルは二本目じゃなくて一本目としても本気時計で狙ってもいいくらいかっこいいラジオミール。
文字盤の茶色はラジウムで変色した文字盤の色合いを再現しているらしい。
ラジオミールの名前の由来が夜光塗料のラジウムで、その影響を受けた当時の歴史をそのまま復刻した感じの1本。
黒文字盤もあるんですが、ブラウンダイヤルの方が明らかに人気が高い。
第5位, ルミノール マリーナ レフトハンド 世界限定1000本 44mm PAM00026
腕に着用しやすい44mmのレフトハンド、デストロ。
元々1998年~1999年に2年だけ販売されたPVDモデルで、その後PVDの表面加工されたモデルはお払い箱になったため、
希少性が増していたモデルの復刻版。
過去のデザインと瓜二つで、同じリファレンスで再登場したというモデル。
過去のPAM00026はもはや手に入りにくい逸材ですが、新しいPAM00026は当時のデザインのままで現代によみがえったモデル。
大きさと言いレフトハンドといい、着用、使用しやすい1本。
左利きじゃなくても使用できるのがルミノールのレフトハンド。
とにかくレフトハンドで黒というのが、パネライの始まりである1990年代後半をよみがえらせてくれる。
このモデルを懐かしむ人も中にはいるんじゃないでしょうか?
5本ほどバランスよくルミノールとラジオミールの中から2本目にしたモデルを選び抜きましたが、僕のお気に入りは1本目と4本目。
8デイズの2針ラジオミールと、12角形のラジオミール。
どれもいいんですが、2本目にするにはこれら5本は最適なんじゃないでしょうかね。
まずロングリザーブという点で5本のうち4本は重宝すると思います。
パネライで複数所有するなら止まる時計が少ないのが特徴。
3デイズが多く、8デイズ、10デイズと稼働時間が長いモデルが多いのがパネライの特徴ですからね。
3本くらい平気で持っているのがパネラーというもんですw
それくらいパネライには人を惹きつける魅力がある。
僕もやられた一人ですからね。
パネライに。