
現代のモダンなパネライの姿になれている人の中には、
ブレスレットタイプのパネライを見たことない人がいるんじゃないでしょうか?
無理もありません、ラジオミールにはブレスレットタイプのモデルはないし、
ルミノールにもごくわずかにしか採用されていませんから。
過去のパネライが他社のムーブメントを借りて載せていた時には、
直径40mmのクッションケースのクロノグラフモデルをのブレスレットタイプで何モデルも生産していたりしたこともあったんですが、
基本的にパネライはレザーストラップモデルを中心としてモデル展開がほとんどです。
さて、2017年はパネライにとってはかなり大きく前進した技術やブランドの目論見を見せつける年となりました。
カーボテック素材を採用し、50年間オーバーホールしなくて良いモデルPAM00700を登場させ、世間をにぎわせました。
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あらゆるシリーズでデザイン、素材、ムーブメント、カリスマ性で高みを見せるパネライのもう一つ注目したい話題の作品は、
1999年に初めて登場したというブレスレットタイプのルミノールの、『ブレスレット』の復活。
ルミノール マリーナ 1950 スリーデイズ オートマティック アッチャイオ PAM00723
PAM00723という2017年の新作である44mmのルミノールなんですが、
このモデルのブレスレットは他社のブレスレットと全く違ったデザインをしているのが見て取れると思います。
このダブルリンクブレスなんですが、実は新設計。
1999年のブレス画像
半円を描くコマをベースとしたブレスレットは当時のデザインを踏襲しつつも、現代の技術で軽量化などもされ、
着け心地にももちろん最深の注意を払って設計されています。
サテンとポリッシュという細かな線の入った表面加工と、磨きが入ったものと、
全く違った加工をしたコマを連続してつなげて作っているため、立体感のあるブレスレットデザインになっている。
さてこのブレスレット。
実は単体で購入することも可能らしい。
しかもルミノール1950でムーブメントにCal.P.9010を使用しているモデルではケースサイズに限らず、
このブレスレットに交換可能だという。
もし交換する際はもちろん、ラグ幅などのサイズや企画などをご自分でも調べてみることをおすすめしますが、
夏場などの汗をかく季節などにはこういうブレスレットタイプに交換してしようするのも、実用面でもオシャレの面でもありありだ。
今回、2017年の新作として標準でこのブレスレットが装備されたモデルは、PAM00723の他にもう1モデルほどある。
ちなみにこのPAM00723の基本スペックを言っておくと、
44mmのステンレスケースにCal.P.9010が搭載されたモデルで、防水性は300メートル。
これよりワンサイズ小さい42mmのPAM00722というモデルも同時に販売されています。
ルミノール マリーナ 1950 スリーデイズ オートマティック アッチャイオ PAM00722
見た目はほぼ同じ。
というか同じなのかな?
おそらく同じw
これは直径が42mmのタイプで、ムーブメントにも同じく9000系の進化版、Cal.P.9010が搭載されています。
ただ44mmのPAM00722の防水性は100メートルと、なぜか低い。
はっきりしたことは言えませんが、裏蓋がねじ込み式ははめ込み式かの違いなのでしょうか?
まあこれは推測の域を出ませんが。。
100メートルでも全く問題じゃないのでいんですが。
逆にはめ込み式で100メートルを維持してるんだったらそれはそれですごい。
パネライの腕時計はご存知のように大きい。
ケース直径が大きいというのもあるんですが、直径の外周を超える部分にクッションケースの広がりや、
リューズガードの存在があるので、他社の同じ直径のモデルと比べてもとても大きく見えるのがパネライのルミノール。
44mmと42mmでサイズ展開されるこのブレスレットタイプのモデルですが、ブレスレットタイプにすると時計がさらにごつく見えるようになります。
そういう意味でもやはり本物を試着して44mmと42mmではどちらが腕によりフィットするかを試してみることをお勧めします。
後は防水性の面。
44mmのPAM00723では300メートル、42mmのPAM00722では100メートル。
これらの違いなど合わせて総合的に検討することをおすすめします。
それでは、パネライのダブルリンクブレスの新作モデルについてでした。