バルブとは?-700x394.jpg)
先日、ジャックマイヨールについての記事を読んで少しびっくりしました。
日本ともゆかりのあるダイバーである彼の潜水記録についてだったんですが、
39歳の時に水深60メートルまで潜る記録をつくりました。
その後記録をその約2倍くらいまで伸ばし55歳で105メートルの深さまでたどり着きました。
一体どうやってw
水深100メートルの水中では1立方センチあたりに対して10キログラムの加重がかかるという。
これ、人間が生きてられるのかという水圧です。
だいたい98万パスカルという値になるらしい。
そんな途方もない記録を55歳で作るなんて。
死と隣り合わせの記録です。
パネライの腕時計には300メートルの水深でも時計が壊れず、時計の内部を自ら守ってくれる時計のモデルがたくさんあります。
気圧にすると30気圧、約300万パスカル。
もはや何が何だかわからない数値w
さらにいうと、パネライには1000メートルの水深にも耐え得る腕時計が存在します。
ルミノールサブマーシブル 1000 世界限定500本 PAM00064
見るからにごつそうな1本。
44mmのケースサイズなんですがそれよももっと大きく見えるのはこのケースデザインのせいでしょうか?
スモールセコンドが白く、デザイン的にはパネライとしては珍しいタイプ。
言ってみれば逆パンダ。
そんなルミノールサブマーシブル1000ですが、1000メートルの防水性があるすごいモデル。
見た感じそんなんなんで、大した驚きはないのですがw、100気圧にも耐え得るすごい時計なのです。
もちろんヘリウムガス排出バルブは搭載しています。
これがないといくら外部からの圧力(水圧)に強くても負圧(内部から外部への圧力)には耐えれないので、潜水用の時計としてはこれがないといけない。
ヘリウムガスエスケープバルブと呼ばれる装置で、浮上する際にヘリウムガスを抜いて時計が内部から破壊されるのを防ぐ役割を持った装置。
ここからヘリウムが抜けていきます。
ルミノールサブマーシブル 1000 PAM0087
同じく44mmのサブマーシブル。
今度は青い文字盤で幾分か、いや、大分オシャレになって登場です。
基本スペックは同じです。
ダイヤルデザインが大きく違うのでこっちのモデルの方がファッション性の高い1本に見えます。
迫力ある幅の太いベゼルは、サイドがギザギザになっているので、手袋をした上からでも容易に回転させることが出来ます。
ルミノールサブマーシブル クロノ 世界限定1000本 PAM00187
このモデルは1000メートルの防水性があるのに、クロノグラフ機能も付いているという優れもの。
水深1000メートル到達時にクロノグラフボタンが水圧で押されたり壊れたりしないか疑問に思ってしまうのですが、これはいかがでしょう、科学者の方。
このサブマーシブルクロノはパネライには珍しい3カウンタークロノグラフ。
ETAベースのムーブメントCal.OP XIIを使用しているので、スモールセコンドやクロノグラフ機構の構造はそのほかのETAを使用したモデルに似ています。
プッシャーの形状も面白い、時代を感じる1本ではあります。
ちなみにベゼルのインデックスにはホワイトゴールドが使用されている珍しいタイプの1本。
世界限定1000本という限りがあり、随所で高級なマニア向けのモデル。
ケースサイズは47mmと、サブマーシブルの存在感を見せつけます。
ルミノール 1950 サブマーシブル 1000 PAM00243
44mmのルミノール1950タイプのサブマーシブルです。
2000年を超えているのに、なぜかトリチウムが夜光塗料にいまだに使用されているモデル。
サブマーシブルの場合は他のモデルとはいろいろと特別ということなんでしょうか?
これらのモデルの中では一番新しいタイプの1本で、まだまだ綺麗な個体が存在するモデル。
パネライのオリジナル性をまだまだ感じられるデザインなので、新しくてもアンティーク風な雰囲気が出ています。
潜水のプロも使用できるこれら4本のルミノールサブマーシブル1000。
1キロメートルというとんでもないほどの水深でも壊れず、浸水しないというすばらしい腕時計。
ヘリウムエスケープバルブはすべてのモデルに搭載されており、自動でバルブが開いてヘリウムを抜く仕組み。
これを生きている間に使用するかどうかはわかりませんがw、あると魅力的なこの装置。
1000メートル潜れるというだけで欲しくなってしまうのが男心というやつです。
奥さんに説得する際にはそんなことは口が裂けても言えません。
『で?』って返されるだけですからw
『この時計だと竜宮城までもぐってもチャラヘッチャラなんだぜ?』
の方がまだ購入許可をもらえる可能性は高まりますw
ではまた。