
超シンプルな腕時計で、これ以上そぎ落とすところがないくらいまで簡素にまとめられた腕時計がパテックフィリップのカラトラバ。
こういった超が3つ4つ付くくらいシンプルなデザインの腕時計は雲上時計では結構たくさんあります。
ランゲ&ゾーネのサクソニアとかヴァシュロンコンスタンタンのパトリニモニーとかロレックスのチェリーニとか、ジャガールクルトのマスターウルトラシンとかは僕がすごく好きな時計。
そのなかで今日は歴史あるパテックフィリップのカラトラバについて。
1932年から始まったカラトラバの96シリーズ。
その歴史は80年以上あり、今でもお金持ちの紳士の腕で立派な役割を果たしてます。
カラトラバの中でも一番人気なのがおそらくRef.5196と呼ばれるシリーズ。
直径37mmという現代でいうとかなり小ぶりなケースなんですが、初代、32年のモデルと比べるとやはり大型化されています。
今でも腕時計は各社大型化させていて、パテックフィリップも時代とともに多少ケースサイズは大きくなっています。
パネライには47mmのデカ厚ウォッチがあるし、
あの頑固一徹なロレックスでさえデイトジャストIIなる41mmのケースサイズを持った新シリーズを登場させ、大型化の波でサーフィンしています。
個人的にはカラトラバは少し小さいと思うのですが、これが大きくなり過ぎれば、カラトラバ独特の雰囲気を変えてしまうかもしれないので40mm以上にはならないでほしいかなと。
僕的にはロレックスのチェリーニの39mmくらいがベストなサイズだと思うのですが、この手のシンプルな時計は針の少なさとデザインの簡素性が魅力的な腕時計なので、
シンプルなものが何より好きな人には、パテックフィリップのカラトラバ Ref.5196はたまらず美しく見えるはず。
実際美しいですが。
このカラトラバ Ref.5196には素材が3種類あって、イエローゴールド、レッドゴールド、ホワイトゴールドと、3種類のゴールドケースは見ごたえがあります。
僕はこの中で言うとイエローゴールドのモデルが好きですが、この時計が1本あったらもう時計は良いかなという気分になりそうな1本。
同じくパテックフィリップのノーチラスはカラトラバに比べるとかなり高額で、なかなか手が出ませんが、
カラトラバは、ケースはゴールドを使用していますがケースが小さいのでゴールドの使用量が少ないのと、2針、3針なので機械的に複雑な機構を使用していないので、価格がかなり抑えられています。
その点でシンプルな一生物の時計が欲しい人はパテックフィリップのカラトラバのRef.5196はかなりおすすめです。
なんというか願ったり叶ったり。
シンプルでかっこいいしパテックにしては安い。
価格としてはゴールドノーチラスのクオーツモデルと同じくらい。
価格はだいたい200万円くらい。
ゴールドノーチラスの機械式モデルが500万円はするので、カラトラバはかなりのお得モデル。
シンプルな3針時計が好きなRef.5196をお店で見て試着してみると良いですよ。
パテックフィリップは一度は着用してみたい腕時計ですからね、やっぱり。
Ref.5196G ホワイトゴールド
Ref.5196j イエローゴールド
Ref.5196R ローズゴールド