
シンプルなものが好きな人はミニマルなものが好きだったりします。
薄く軽量で小さなものが好きな人はデザインにもシンプリシティを求める傾向にありますが、腕時計の世界でも同じ。
薄い腕時計にごちゃごちゃしたデザインのものはあまりないし、分厚いだけ分厚いのにシンプルなデザインといういでたちの腕時計もあまりありません。
あ、パネライがあったw
パネライの良さはそこなんですけどね。
ゼニスにも皆さんご存知ウルトラシンと呼ばれる極薄ウォッチが存在していましたが、なぜか生産を終了してしまった。
これは残念に思った人も多いんじゃないでしょうか。
ジャガールクルトがマスターウルトラスリムとか、パテックフィリップがカラトラバ、ヴァシュロンコンスタンタンがパトリモニーの生産を終了するのと同じ事ですから、エリートを搭載していたウルトラシンをもう新品で買うことが出来ないなんて。
と、悲しんでいる人も多少なりともいるはず。
ただゼニスにはエリートと呼ばれるエリートな薄型ムーブメントがありますから、それを載せた『エリート クラシック』と呼ばれるコレクションが注目を浴びています。
エリート クラシック 39mm シルバー Ref.03.2290.679/01.C493
この39ミリのエリートクラシックと呼ばれる新たなシリーズはデザインではウルトラシンよりも手が込んでいて、同じようにシンプルなんですが、ウルトラシンの薄いモデルとは違う厚みがあることへの喜びを薄いながらも感じることが出来るシリーズで、文字盤などに手が掛かっているところが僕はとても好きだ。
同じくエリートシリーズのムーブメントであるCal.エリート679を載せていて、この薄さですが、パワーリザーブは50時間と小ぶりなのに眺め。
インデックス、針、ゼニスのロゴ自体などなど、すべてがシャープに作られたエリートクラシック、めちゃくちゃかっこいい。
何もないのにこんなにかっこいいとは。
39ミリで9.5ミリのケースが織りなす絶妙な3針時計。
実際パテックのカラトラバとかに全然引けをとらないくらいかっこいいです。
エリート クラシック 39mm スモークブラック Ref.03.2290.679/26.C493
この文字盤!
H.モーザーのヒュメダイヤルにそっくりな綺麗なダイヤルです。
角度によって変わる色合いは極上もの。
非常におしゃれなダイヤルに仕上げてあります。
エリート クラシック 39mm ブルー Ref.03.2290.679/51.C493
そしてみんな大好き、青い文字盤の腕時計。
最近、腕時計界では青いダイヤルを使用するのが流行していますが、ブルーダイヤルはやっぱり高級感が出せる色として、メーカーからもユーザーからも人気です。
僕も青を使用している腕時計が大好き。
というわけでこれら3モデル、ウルトラシンの代わりに登場した新シリーズで、これからもバリエーションが増えていくことが期待できる綺麗なシリーズ。
ケースの形状はどことなくIWCのポートフィノと似ていて、優雅で美しい。
僕個人的にはブルーダイヤルかスモークブラックがおすすめですが、皆さんはどのダイヤルカラーが気に入ったでしょうか?
定価も54万円とかなり低め。
お見せによっては新品なのに40万円を切っているところもあって、僕としてはお勧め度で言うと9くらいに位置する腕時計の一つがこれ。
ミシュランの格付けじゃないですが、それくらいほしい。
なんてたってゼニスのエリートを載せてこの価格ですからね。
しかもこのデザイン。
めちゃくちゃコスパが高いと言える1本なんじゃないでしょうか。
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