
神の手を持つと呼ばれる天才時計修復師ミシェル・パルミジャーニによって1996年に創業された新しいブランド、
パルミジャーニフルーリエ。
アンティークウォッチの修復を専門として活躍していた彼が生み出したブランドは早くも翌々年、自社製ムーブメントを生み出しました。
時計のことを隅から隅まで知っている彼ならではの偉業。
グループ内にある5社の製造工場などで時計内外部すべてを完全自社製造しています。
中でもとりわけクラシックなラインで美しい作風が特徴的な、
『トンダ 1950』。
パルミジャーニのフラッグシップモデルともいえる薄型ドレスウォッチで、
ラグやケースからダイヤル内部に至るまで非常に美しいフォルムを形成しています。
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ご覧の通り、薄い!
この7.97mmというフラットなボディに収められているのはCal.PF701と呼ばれる自社製ムーブメント。
毎時21600振動というロービートなマシンでパワーリザーブも42時間と少々短め。
金属部の摩耗を考慮してのことなのかもしれません。
39mmの薄型ケースは腕に吸い付くようなフィット感を与えてくれます。
薄型ムーブメントで有名なパルミジャーニフルーリエはトゥールビヨンを載せたムーブメントCal.PF517で、
世界最薄トゥールビヨンウォッチを生み出しています。
ムーブメントの厚みなんと3.4mmという極薄。
Image by www.escapementmagazine.com
ローターが通常ではムーブメントを覆い、その分厚みが出ますが、
マイクロローターをムーブメント内に埋め込む形を採用することによって、厚さを無くすことに成功。
トンダ 1950 トゥールビヨン PFH279シリーズは時計の厚み8.65mm。
トゥールビヨンを入れてこれはすごい。
ジャガールクルトのマスターウルトラスリムが8.6mmですからそれとほぼ同じ厚さ。
この厚さだとコピーが出来ないので偽物が出回りにくい点でも評価できます。
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横から見るとこんな感じで気品にあふれている。
めちゃくちゃかっこいい!
神の手を持つというミシェルパルミジャーニ。
まさに現代における伝説の時計師であります。