
ブローバというアメリカのブランド。
実はアメリカ発の腕時計ブランドは結構多く、優秀であることが多い。
スイスメーカーにも引けを取らないメーカーも多く、個性的なスタイルが特徴的ですが、そこに魅力を感じるのも確か。
例えばハミルトンというメーカーが作る腕時計も公式鉄道時計として採用されているし、IWCを生み出したの実はアメリカ人。
結構いい時計はアメリカ繋がりだったりする。
もちろんスイスの数に比べたかなり少ないですが、ブローバとかもその一つ。
しかもこのブローバ、NASAとも少々関係が深いようだ。
アポロ11号の船内装備品を担当したブローバなんですが、その後NASAの要請で生まれたデザインプロジェクトが発足。
コードネームクロノグラフA、クロノグラフB、クロノグラフCとあったうちクロノグラフCが採用され、1970年に1年だけ販売されたのがそのモデル。
ブローバ クロノグラフC 復刻 Ref.96K101
これがそのモデルの復刻版。
当時のデザインを割とよく踏襲している。
まあ当たり前なんですが、復刻版でもあまり似ていないモデルとかでも時計界にはたくさんありますからね。
なかなか似ているほうだと思います。
ケースサイズは46ミリで当時のものよりも3ミリほど大きくなっているそうだ。
ミラネーゼブレスも当時と同じ。
これ、付属品のレザーストラップに変えて使用している人も結構多い。
文字盤デザインの赤、青、白はもちろんアメリカの国旗をイメージしているので、こういう配色になっていますが、それよりもラグのないケースとメッシュベルト、そしてコインエッジと呼ばれるギザギザのベゼルがとても味があって、文字盤どころではないw
僕はこのダイヤルスタイルよりもケースとかブレス当たりの雰囲気が好きですね。
どことなくアイクポッドの腕時計にも似ている。
あと、中身なんですが、クオーツムーブメントが入ってます。
ただ、通常のクオーツの8倍の振動数を持つクオーツなので精度はより高いと言えます。
ちなみに262KHz。
機械式時計のテンプの振動数に比べるとあり得ないくらいの振動数ですが、クオーツの良さは何といっても止まらないところ。
機械式時計の方が僕ももちろん好きですが、クオーツ時計はやはり持っていて損はありません。
価格帯も10万円を優に切っているし、クオーツコレクションに加えてもあまり痛手のないタイプの実用時計といえるでしょう。
10万円以下で買えるかっこいいクオーツウォッチコレクションの中の1本に加えたい1本ですな。
それだったらティソのバナナウォッチとかもかなりドレッシーですがお勧めといえばそう。
低価格で安くレクタングルウォッチを買うならティソのバナナウォッチ センテナリーがおすすめです。
クロノグラフだったらブローバのクロノグラフCの復刻も候補になると思いますよ。