
2014年にフランクミュラー・コレクションに加えられたヴァンガード。
曲線が美しいトノー型のスタイルが特徴的で一目でフランクミュラーの時計だと認識できます。
ヴァンガードは新しいモデルですがそこにはフランクミュラーの哲学が織り込まれています。
文字盤外周の見返しの部分には角度と方位角が記されています。
『人生における時間は広い海を航海するもの』
という彼の時間へのフィロソフィーに倣ったデザイン。
文字盤にうっすら描かれた直線が1920年代のアールデコ様式を表現。
フランクミュラーのメインモデルになったヴァンガードの前衛的なデザインは伝統的な模様と組み合わさることによって、
複雑性と直感的な美しさがにじみ出ます。
伝統と前衛のコラボレーションもフランクミューラーの時間の哲学なのかもしれません。
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直線的なのは文字盤の模様だけではありません。
インデックスと呼ばれる数字の部分。
直線的に間延びした様に描かれています。
曲線を生かしたトノーケースとのコントラストがナイス。
そして、よく見ると。。。
ラグがない。
これにはちょっと違和感を覚える人もいるのではないでしょうか?
僕はこういう変わったところが好きですけどね( ̄ー ̄)ニヤリ
そしてこの前衛時計に埋め込まれているのはFM0800と呼ばれる、
フレデリック・ピゲ製のムーブメントをモディファイしたやつ。
フレデリック・ピゲはパテックフィリップにムーブメントを供給したり、
あのロレックスがデイトナを作るうえで大変参考にしたり、とても優秀なムーブメントなのです。
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少々不満を言うとパワーリザーブ42時間と、ちょっと短い。
週末外しておくと止まっちゃう長さです。
大した問題ではないのでよしとしますが、(何様?w)
しかし総合的に見るとヴァンガードは富裕層に好かれる時計だけあって、
持つものに喜びを与えてくれる時計だということは間違いないようです。
image by www.ablogtowatch.com, housekihiroba.jp